・・・・・・・っということで、今朝の新聞を読んでいたら、
【変わらないためには、変わり続けなければならない。】
・・・っという言葉に行き当たった。
パッと見て、いい言葉のような「匂い」がする。
新聞の解釈では、
ある有名人が亡くなったのだが、その人は時代が変化しても、
それに流されずに自分のイメージをずっと保ち続けていたとの文脈である。
これは、言葉足らずである。
その人が、自分のイメージを変えないために、どう変化していたかを説明していない。
時々、【一見、良い言葉】に出くわすことがある。
でも、よく考えていくと、実はあまり大した重みがない言葉だったということがある。
ぼくなりに、この言葉を解釈してみた。
・・・っというより、いじくってみた。
・・・・・・・・・・
【変わらないために変わる】とは、矛盾する言葉である。
一つの解釈は、「トヨタの車は信頼できる」という評価を変えずにおくことは、
「常に、時代の要求するレベルに呼応しなければならない」とすると、
「一時(いっとき)の評価の上に胡坐(あぐら)をかいていたら、信頼されなくなりますゼ」
・・・っというものである。
これは、一番素直な解釈である。
タブン、この「格言」を吐いた人物も、この意味だったと思われる。
・・・・・・・・・・
だが、ぼくはそんなに素直に出来ていない。
この言葉を、【妥協】と捉えてしまうのである。
ぼくは、変わらなくてもいいじゃないか?
・・・っというもの。
【変わらないためには、変わり続けなければならない。】
じゃなくて、
【変わらないためには、変わり続ける必要はない。】
・・・・・なのです。
それには、勇気が必要なのです。
先の、新聞に出ていた有名人は、まさにそういう生き方をしたのじゃないかな?
時代に流されずに、自らを全然変えずに、そのまま、愚直な生き方を貫いたのじゃないかな?
だから、
だからこそ、
評価すべき生き方だったんじゃないかな?
・・・・・・・・・
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