2010年2月17日水曜日

What GGY said(その22)

・・・・・・・っということで、今朝の新聞を読んでいたら、

【変わらないためには、変わり続けなければならない。】

・・・っという言葉に行き当たった。

パッと見て、いい言葉のような「匂い」がする。

新聞の解釈では、

ある有名人が亡くなったのだが、その人は時代が変化しても、

それに流されずに自分のイメージをずっと保ち続けていたとの文脈である。

これは、言葉足らずである。

その人が、自分のイメージを変えないために、どう変化していたかを説明していない。

時々、【一見、良い言葉】に出くわすことがある。

でも、よく考えていくと、実はあまり大した重みがない言葉だったということがある。

ぼくなりに、この言葉を解釈してみた。

・・・っというより、いじくってみた。

・・・・・・・・・・

【変わらないために変わる】とは、矛盾する言葉である。

一つの解釈は、「トヨタの車は信頼できる」という評価を変えずにおくことは、

「常に、時代の要求するレベルに呼応しなければならない」とすると、

「一時(いっとき)の評価の上に胡坐(あぐら)をかいていたら、信頼されなくなりますゼ」

・・・っというものである。

これは、一番素直な解釈である。

タブン、この「格言」を吐いた人物も、この意味だったと思われる。

・・・・・・・・・・

だが、ぼくはそんなに素直に出来ていない。

この言葉を、【妥協】と捉えてしまうのである。

ぼくは、変わらなくてもいいじゃないか?

・・・っというもの。

【変わらないためには、変わり続けなければならない。】

じゃなくて、

【変わらないためには、変わり続ける必要はない。】

・・・・・なのです。

それには、勇気が必要なのです。

先の、新聞に出ていた有名人は、まさにそういう生き方をしたのじゃないかな?

時代に流されずに、自らを全然変えずに、そのまま、愚直な生き方を貫いたのじゃないかな?

だから、

だからこそ、

評価すべき生き方だったんじゃないかな?

・・・・・・・・・

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