2010年2月1日月曜日

参謀について

・・・・・・・っということで、参謀について。

日中戦争から太平洋戦争にかけて、日本軍は「参謀」が大きな役割を果たしたと言われている。

役割とは、悪い方の役割だったのだが。

要するに頭でっかちのエリート集団に戦争の企画・立案を任せたという失敗である。

非常に分かりやすい戦争責任の転嫁である。

日本人は、どうもこの種の失敗が多い民族であるような気がする。

参謀として有名なのが、日本海海戦で名を上げた「秋山真之」がいる。

だが、名参謀だけでは戦争を遂行できない。

秋山には上司である「東郷平八郎」がいたのだ。

大将がちゃんとしてこそ、名参謀が生きるのである。

別の言い方をすれば、大将は参謀を使い切る器でなければならないということである。

・・・・・・あたりまえだ。

でも、いまだに日本人は、これが出来ていない。

秘書が秘書がと責任逃れする政治家や、官僚の操り人形になっている国会議員を見れば分かることである。

会社でもそうだ。

社長は自分の周りに参謀に似た組織を置きたがる。

これは決して悪いことではない。

だが、その参謀の中に、社長の耳の痛くなるようなことを言える人間を置かなくてはならない。

そして、社長がその痛い進言に耳を貸すことが出来る器でなければならない。

それなのに、ゴマスリばかりを置きたがる。

・・・・・・

どこの会社の話だって?

まあ、ご想像にお任せします。



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