2009年6月22日月曜日

What GGY said. (その16)

・・・・・・・っということで、久しぶりにジジイはかく語りき。

【悩んでいる人に哀れみは要らない】

病気で苦しんでいる人、特に心の病気で悩んでいる人に、つい哀れみの言葉をかけたり、同情の気持ちを表 してしまいがちだ。

そういう言葉をかけられることにより、その人は自分の現状をますます悲観するだけだ。

そして、言葉をかけてもらった人を悲しませてしまい、申し訳ないとの気持ちも持つはずだ。

だから、そういう言葉は無駄だけではなく、有害でさえある。

ちょっと気が利く人は、励ましの言葉を伝えようとする。

でも、病人というものは、非常に敏感なものだ。

励ましの言葉の裏にある、微妙な心の動きを察知して、余計に悩む結果になってしまう。

私の義父が癌にかかったとき、不治の癌であることは伝えなかった。

面会者の言葉の揺れを見逃すまいと、義父が神経を尖らせていることが分かり、会うことが辛かった。

では、どうするべきなのだろう。

真実を伝えればいいのである。

真実とは、あなたの病気は治らないとかいう真実ではない。

自分は医者でも、神でもないのだから、そんな真実は分からない。

私の言う真実とは、例えば、梅雨は永遠には続かないということ。

地上はどんより曇っているけれど、雨雲の上は必ず快晴であること。

私はそれを知っている。

そして、梅雨は必ず明けること。

皆はそれを知っている。

私の言うのは、そんな真実なのです。

病気で悩んでいる人は、梅雨が永遠に明けないと信じ込んでいる。

そんな人なのです。

人間は希望がなければ生きていけない。

今はとても具合が悪くても、明日は今日より良くなる。

たとえ少しでも。

そしていつかは完治する。

それが希望なのです。



end.

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