・・・・・・っということで、私の住んでいる町には、歩いていける距離に3箇所のフィットネスクラブがある。
それを、自転車で行ける距離とすると、10軒くらいはある。
入会したときは、当然それぞれの良いところ悪いところを比較した。
この店に決めた一つの理由に、大企業がバックにいることだった。
その企業にとって、フィットネス事業はほんの片手間で、健康志向を目指す企業としてのイメージアップ目的であったのは、もちろんである。
ところが、ある日突然Kスポーツに売却されてしまった。
たしかに赤字ではあったのだが、それは1期だけで、その企業にとってはたいした負担にはなっていなかったはずだ。
まあ、その辺はだいぶ昔に書いたので省略するが、問題は会員に対する姿勢である。
本当にある日突然、エレベータの壁に「この度、Kスポーツと提携することになりました・・・・・・云々。」
その目的として、Kスポーツと提携することによって、Kスポーツが持つ豊富なノウハウを生かし、このクラブがさらに良くなると書いてあった。
この提携は、「会員にとってプラスになる」と明確に説明されていた。
この告知を読む限り、元の経営陣とKスポーツが合体することによって、「シナジー効果」が生まれると理解できる。
だいたいこの、「シナジー効果」という言葉ほどウサンクサイものはない。
案の定、そのクラブの良さであった「ゆる~い居心地のよさ」が駆逐され、
Kスポーツのカラーを前面に押し出してきた。
こういう場合、会員はどう考えるべきなのだろう?
昔のクラブが気に入って入会したのに、
途中から、さらに良くなると説明され、
気に入らないカラーのクラブになった場合、
どう考えるべきなのだろう?
ヤッパリ、「イヤなら止めろ」ですかいね?
end.
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