2009年6月27日土曜日

インド洋が熱い

・・・・・・っということで、スリランカと日本は昔から仲がイイ。

人懐っこいからだ。(ように見えるからだ。)

日本の援助国としては、(よく日本政府の言うことを聞くので、)優等生である。

だから(私が駐在していた頃から)気前良く援助している。

ずっと続いている紛争(タミール人とシンハリ人の)にも、明石さん(元国連次官)に調停役をさせたりしている。

最近、LTTE(タミール側)が政府軍に殲滅されたのは、ご存知の通り。

何十年も続いていた紛争に、ようやくピリオッドが打たれたことになる。

物凄い数の民間人犠牲者が出たのは間違いないが。


私が不思議に思っていたのは、ナゼ今回政府軍がコレだけ強力な軍事力を使えたかということ。

スリランカ政府軍は、(彼らの言う)ゲリラとの戦いで、ドッコイドッコイの戦果しか上げられなかったのは、金がなかったからである。

一方、LTTE側はインドから援助を受けていたことは、公然の秘密である。

これが、私の疑問だったのである。

それが、つい先日帰国した人から話を聞いて、謎が解けた。

中国なのである。

中国が武器弾薬の補給から、資金までスリランカ政府をバックアップしたのである。

中国の全面的な支援を受けて、ようやく宿敵を倒すことが出来たのである。

そういえば、前回の津波のときも、中国から大量のテント(Chinaと書かれた)を見かけた。

その後、中国は気前良く道路や、港湾関係に援助を行って、片っ端から仕事を奪っていた。

それに比べ、日本の援助はいつも遅い。

決定まで、時間がかかりすぎる。

ホントーかどうか知らないが、スリランカ政府は日本に対して、中国に頼むから日本はもうイイと言ったとか。

さて、スリランカとはどういう価値がある国なのだろうか。

紅茶と宝石しか頭に浮かばない。

しかし、戦略的な位置はどうだろう。

インド洋のセンターなのである。

もちろん日本の石油の海上輸送ルートに脅威を与える位置である。

中国にとって、とても重要な意味がある。

いまやインドと中国は大国である。

しかも、発展途上の。

中国がスリランカを取るということは、インドを挟み込むという意味がある。

コレと連動して、今中国はミャンマーの軍事政権に対して援助を行っている。

まるで火事場泥棒のような行為に見えるのだが。

そして、カンボジアである。

・・・・・・・

怖いでっせ中国は。




・・

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