・・・・・・っということで、君はぼくのことを恨んでいることがよく分かる。
他の会社に、放り出したのはぼくが君を嫌ってしたことだと思い込んでいるんだろう?
君が他部門の部長のところに行って、ぼくの悪口を言っていたのは知っている。
君の同僚に、今回の転籍がいかに不条理なものであるかを、こぼしているのも知っている。
でも、君は本当の敵と、味方を区別できないでいる。
君と親しいその同僚が、同じ口で私に向かって、君とは仕事を続けられないと訴えてきたことを。
ぼくの部員全員が、陰で君のおかしな仕事のやり方に苦情を言っていたことを、君は知らない。
今回の件で、人事部長に会っただろう?
その人事部長が、次の日ぼくのところにやってきて、やっぱり君はオカシイと言っていたんだよ。
もっと早く手を打てばよかったんだけど、まだ遅くはないと思っている。
今の部署にいたら、絶対続かない。
もっとひどい状態に追い込まれる。
そうなれば、君を本当に切らなくてはならなくなる。
今はぼくのことが憎くて仕方ないだろう。
家族に今回の転籍を話すとき、如何にぼくが悪人か、訴えたんだろうなぁ。
正直言って、君のことは好きじゃない。
でも、そんな感情はこれっぽっちも決定には影響を及ぼさなかった。
君の本当の味方は、ぼくだけだったと分かるだろうか。
一生ぼくのことを呪い続けるのだろうか。
人には、絶対に適性というものがある。
新しい管理課の部署の方が君の適正に合っている。
これは、絶対の自信を持って言える。
20年後、君がぼくと同じ歳になっても、そこで働く君が見える。
ぼくには、はっきり見えるんです。
そして今と同じように、ぼくの悪口を言っている君の姿が。
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