2009年7月16日木曜日

【Knowing】

【Knowing】
2009年アメリカ映画
ニコラス・ケイジ主演

こんな映画は初めてである。

家族3人で観に行ったのだが、見終わった後、お互い映画の話題に触れることが出来なかった。

無言で、駅まで歩いて行った。

普通なら、「どう?面白かった?」

とか、「つまんなかったねぇ」

とか、「あの場面はどういう意味だったんだろう?」

なんて、話題が盛り上がるじゃないですか。

それが、3人ともシ~ン。

他の観客も、映画が終わるなり、まだ暗いにも拘らず殆ど席を立ってしまった。

エンドロールが終わるまで、席にいた人は僅か。

・・・・・・・・

この映画、何と言ったらいいのだろう?  That’s all.

パニック映画? オカルト映画? SF? サスペンス?

主題は何?

要するに、主題がボケている。

家族の愛を一番伝えたかったのは分かる。

その部分にかなりの時間を割いていたからだ。

でも、ニコラス・ケイジの熱演だけしか印象に残らない。

人生全て偶然の重なりでしかないのか、あるいは既に決まっているのか、

この哲学的な命題も消化不良のまま。

妻を事故で亡くし虚無的になっている主人公の葛藤もイマイチ。

ノアの箱舟に乗る者の資格という宗教的な切り口も、掘り下げが甘い。

じゃあ、ポスターの印象通りパニックものなのか?

飛行機が目の前で墜落する場面、地下鉄が暴走する場面、人々が目の前で死んでいくシーンは流石だ。

だが、それだけで観客はもう満足させられない。

結局、最後はナァ~ンダ、SFだったのかぁ

・・・・・・・・っとなる。









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