2009年7月21日火曜日

ある宗教的な集会に参加しました

・・・・・・っということで、昨日の海の日は、ある宗教的な集会に参加した。

いつもは、20~25人入れば満杯の部屋に、ナンと43人もの信者が集まった。

入り口で集会を取り仕切る女性司祭に、「定員オーバーだから入れないかな?」

っと聞くと、

「ドーゾドーゾ、今日は祝日だから、何人入ってもいいんです。」

っとの返事だったので、半分引き返そうとしていた私は、

好奇心も手伝って、信者たちの間に狭いスペースをどうにか確保した。

開始10分前だというのに、会場は異様な盛り上がりだった。

いつもは見かけない人が殆どだったので、他の教区から大勢駆けつけたことが分かる。

いよいよ、件の女性司祭が前に立って、儀式が始まった。

女性司祭は若いにもかかわらず、威厳があった。

言葉使いも、命令調であった。

なにか、オーラみたいなものがあって、彼女自身もそれを意識しているようだった。

彼女の掛け声とともに、全員が立ち上がり、両手を広げ、

神に祈るような仕草をした。

すると、いきなりアップテンポの曲が始まり、

43人(-1人)全員がピョンピョン跳び始めた。

最初は、その場でジャンプ、そのうちに前後に移動し始めた。

その一糸乱れぬ統率された動きに、取り残されているのは私一人だけであった。

驚いたことに、全員が拳骨を振り回し始めたのである。

このギューギューに押し込められた狭い空間でだ。

あろうことか、儀式が進むにつれて、足を前後に蹴り始めたではないか。

わたしも、一応真似事をしていたが、

前にいる人を蹴っちゃいけない、

いつ後ろの人に蹴られるかもしれない、

・・・っと、ヒヤヒヤものであった。

会場のテンションは、だんだん盛り上がっていき、

女性司祭の合図で、掛け声を上げ始めた。

ある動きになったところで、決められたポーズをとる約束事があることも次第に分かってきた。

信者たちの意識はだんだんと自己から抜け出し、いわば恍惚の表情に変わっていった。

そのうち、女性司祭が掛け声をかけなくても、ひとりでに、

全員(-1人)が前後左右に移動、決まったところで決まったポーズ、

決まった掛け声を上げ始め、会場全体が異様な雰囲気に包まれた。

どうも、前方に陣取っている、位の高い信者達が、全員を引っ張っているようだった。

参加者全員(-1人)が、精神的なトリップ状態になっていった。

儀式が最高潮に達したとき、

何人かの、信者(特に屈強な男たち)は、興奮のあまり勝手にジャンプし始めたではないか。

まるで、カエルのように。

・・・・・・

最後は、会場を全員で反時計回りにゾロゾロと歩いて回った。

私は、回教徒たちがとるカーバ神殿での行動との関連性を思い出していた。

このようにして、儀式は女性司祭がとる、手のひらに拳骨を押し付けるポーズで厳かに終わった。

私は、疲れ果てた肉体を引きずり、会場を後にした。

何という宗教の集会か確認するために、入り口で振り返ると、

そこには、

「Body Attack」という看板が掲げられていた。

そうか、この新興宗教は、Body Attack教というのか。

いつのまに、こんなに信者を増やしていたのだろう・・・・・・。





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