・・・・・・・っということで、前回の恋愛論(その7)の中で、確か:
「人間社会は、本来みんな理性的であるという前提で成り立っている。」
と書いたはずです。
自分で書きながら、これはいいこと言うなぁと感心した部分です。
理性というものは人間社会が成り立つ根幹だということを、いま思い出して欲しいのです。
繰り返しますが、今の社会はこの理性が劣化している。
はっきりと、劣化しているのが分かる。
この理性を鍛えなおすにはどうすればイイか。
自分を「客観視する力を鍛える」ことなのです。
要するに、自分を見つめる目が豊かであればいいのです。
見る目が豊かであれば、様々な選択肢を自分に与えることが出来る。
簡単に言えば、現代の人たちは勉強が足りない。
(マア、ぼくも含みますがね。)
勉強が足りないというより、無駄な情報に振り回されている。
知り過ぎて無知というパラドックスに陥っている。
ここでいう勉強とは、学校の勉強のことではないくらい分かってもらえると思います。
本を読まないことは致命的だということは、すぐ気付きますよね。
ちょっと歯ごたえのある本から、逃避しているんじゃないですか?
それより何より、「知的好奇心」が弱まっている。
知的好奇心を満足させるには、「旅行」が一番効果がある。
その旅行でも、「一人旅」がイイ。
一人旅でも、「海外旅行」がイイ。
旅をして、迷い、心細い思いをし、地元の人と会話することです。
そういうことをすることによって、自分を見つめる視点を沢山持てるのです。
いまの若い人は、行ったこともないのに、知ったつもりでいる。
行っても、「冒険」しない。
行って、恥をかき、間違った情報を持って帰ってもイイんです。
行って、そこの空気を直に吸うことが大事なんです。
・・・・・・・っと、かなり上から目線で書いてしまったことを反省しています。
でも、これって老人の特権でしょう?
・・・もう、つづかないかも知れない。
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