・・・・・・っということで、ぼくの人生はツイている。
なぜって、戦争に行かずに済んだから。
人類の歴史上で、徴兵されずに済んだ稀有な世代である。
現在の世界の中でも、ラッキーだ。
いまだに人類から、戦争はなくなっていないし、将来もなくならないだろう。
残念ながら。
・・・・・・・
日本の自衛隊はれっきとした戦争をするための軍隊だが、外国のそれとは異質な組織だ。
外国の軍隊に入隊するということは、即、命のやり取りの可能性があることを意味する。
日本の自衛隊の隊員の中で、いったい何パーセントがその覚悟を持って入隊しただろう。
これは、物凄く大きな差だ。
・・・・・・・
韓国の若者と日本の若者を比べると、決定的な差がある。
ナンと表現すればいいか分からないが、「緊張感」の差だろう。
なぜなら、韓国は北朝鮮と「交戦状態」にあるからだ。
朝鮮戦争は、正確にはまだ終わっていない。
停戦中なだけなのだ。
・・・・・・・・ ぼくは以前ここで、
「軍隊というのは、消費ばかりで、全く生産をしない巨大組織だ」と書いたことがある。
でも、ちょっと今は考えが変わっている。
まさしく軍隊は消費ばかりをする組織だが、唯一例外がある。
それは、「人材を作る」ということだ。
人材とは、「鍛えられた若者」という意味だ。
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