・・・・・・っということで、会社で引越しをしていたら、本が山ほど出てきた。
通勤時間に読み終わった本をダンボールに入れていたのだ。
本を捨てられない困った性分なので、家に持って帰るとカミサンが嫌な顔をするからだ。
そんな本を整理していたら、会田雄次の「日本人の意識構造」という本が出てきた。
(昭和45年出版だから、40年近く前の本だ。)
何気なしにパラパラとページをめくっていたら、色んなところに線が引いてあった。
会田雄次の本はかなり読んだ。
保守派の論客として知られていたが、本職はルネッサンス史だったと思う。
彼は、「アーロン収容所」の著者として有名だ。
本質はツッパリ爺さんだったから、若者にはウケなかったんじゃないかなぁ。
日本人論に拘ったのは、山本七平と通じるところがある。
自分では分からないが、かなり影響されている部分があると思う。
・・・・・・
そこで、線を引っ張ってあったのは、
「自分自身を自分から突き放す。それが【思いやり】と【察し】の基礎である。」
ウゥ~ン、解説がないと分からないだろーな。
絶対価値を日本人は認めず、相対価値であるとの文脈だ。
「(日本は)どのような意味でも通過地帯にならず、行き止まりになる場所だった。」
ウゥ~ン、これも同じ観察の仕方だ。
逆に、自分がこの本に影響を受けたのかも?
「(国家に対して)自己犠牲を伴う具体的な義務が必要だ・・・」
とかナンとか・・・・・・
ついつい、読み返してしまう。
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