2009年10月27日火曜日

痛クン(その2)

・・・・・・・っということで、痛クンのステップは、独特だ。

自分のことを、ラテン系の男子と思い込んでいるフシがある。

エアロビクスとラテンは別物だと、事あるごとに強調する。

ちょっとした仕草でも、腰をくねくねさせ、ラテンの血が騒ぐってな動きをする。

「ぼくの振り付けは、よく動きが独特だって言われます。」

でも、本人がいうほどじゃないんだよねー。

上級者クラスにしては、簡単な振り付け。

前任者のI嬢は中級だったけど、ラテン男とあまり難度は変わらなかったなぁ。

もう少しガンガン飛ばしてもイイんじゃないかなぁー。

いつも時間切れになっちゃうんですよねー。

・・・・・・

まあ、そんなことはドーでもいい。

彼のイイところは、気を使うことである。

終わったあと、ステップどうでしたか?

難しかったですか?

分からなかったところは解説しますよ。

なんて聞いてくる。

こういうインストラクターはあまりいない。

・・・・・・

風呂から上がり靴を履こうとすると、裸のマッチョマンが奥から駆け寄ってくる。

誰かと思ったら、痛クンだった。

「さっきはありがとうございます」

なんて、前を押さえながら挨拶された。

なにも、裸のときに言わなくても・・・・・・

でも、さすがラテン男、筋肉ムキムキだった。




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