2009年10月13日火曜日

胴体着陸(その2)

・・・・・・・っということで、アメリカで自家用機が普及しているのに、日本では全くといってイイほど普及しないのか?



それは、運輸省(あっと、いまは国交省ですね)が嫌がっているのです。



ただ、それだけです。



航空法上は、アメリカに準じた法体系ですが、その運用となると障害だらけ。



「航空法」っという大元(おおもと)の法律があって、それでカバーしきれない部分は、



「航空法施工規則」という細目を規定した規則がある。



だが、それだけではない。



例えば、ヘリコプターはどこにでも着陸できるのがウリだが、実はどこにも着陸できない。



予め、着陸予定地を申請し許可を取らなければならない。



障害物とかナンやらカンやら、いろいろな規則がある。



でも、場外着陸場を申請しようとすると、「周りの了解を得たのか?」・・・っとなる。



実質、殆ど着陸できないことになる。



酷いときなんか、故障で不時着しても、何で降りたのか後でうるさい事になる。



だから、不時着せずに無理に飛行を続けて、事故を起こしたなんてこともある。



言いたいのは、要するに、法律以外の規制があり、それは殆ど担当役人の考え方一つで左右されるということです。



アメリカでしばらく生活していたとき、ヘリコプターでゴルフ場に飛んでいったことも、



ちょいと昼飯のサンドウィッチを買いに、



あるいは、ハーバーのレストラン横にディナーを食べに直接乗りつけたこともあります。



着陸される側も、当たり前のようにあまり気にしていません。



アメリカと日本じゃ、人口密度が違うから別でしょ?というのも正論だが、



そんなことを言っていたら、いつまでも普及しない。



「便利なものなんだから、皆で使おうぜ。」・・・ってな発想が乏しい。



日本人は自ら、規制してしまう傾向がある。



・・・つづく。

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