2009年10月29日木曜日

理性について(その2)

・・・・・・・っということで、情報過多は無知に通じるってぇ話し。

言わなくとも、現代は情報に溢れています。

インターネットが人間に与える影響について、過小評価されているというか、看過されているというか、

全く分析できていないと思います。

分析するしない以前に、20世紀の終わりにものすごいスピードで生活中に浸透してしまった。

今の若者達は、生まれたときには既にそのような環境が存在したのです。

そのような環境とは、アングラ情報に溢れた環境なのです。

ちょっと、横道に逸れますが、

論語に、「民はこれを由らしむべし、これを由らしむべからず。」とある。

老子も、「夫れ民の治め難きは、其の知を以ってなり。」と言っている。

これは、愚民政治を推奨しているように見えるが、

「民は愚であるほど、真の知恵を発揮する」という意味で、思いのほか含蓄のある言葉なんですが。

現代は、孔子も老子も想定していなかった情報化社会になってしまったのです。

もう、為政者が民衆を情報でコントロール出来るなんていう時代じゃないんです。

インターネットの出現で、これは日本の問題ではなく、世界の問題なのです。

尤も、日本にとって幸せ(?)なのは、インターネットが日本語の範囲に納まっていることです。

日本人がもっと英語が得意で、英語でインターネットを駆使できていれば、もっと状況は複雑になっていたと思います。

まあ、そのほうが幸運なのかも知れませんが・・・。

横道に逸れすぎてしまったので、元に戻します。

さて、いま必要なのは、自分は知識が豊富だと思っているが、実は「無知」だと気付くことなのです。

これを気付かせるのは、「理性」じゃないでしょうか?

ぼくが、理性が重要だといっているのはこの意味でなのです。

理性を鍛えるしかないのです。


・・・まだ、つづく。



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