・・・・・・っということで、最後のあいさつ回りが終わって一息ついています。
ぼくの一息というのは、ビールを飲んでるということと同義です。
フゥ~~、疲れたナァ~~。
一緒に回っていた部下たちとも別れ、「天狗」で「さいころステーキ」をつまんでいます。
まあ、いつも思うんですけど、実際に会って話さないと情報は出てこないものなんですね。
今日回った中でも、重要な情報を3つほどゲット出来た。
単なる暮れの挨拶だったけれど、わざわざ出向いてきてくれたんだから、
お土産をあげなければという心理が働くんですね。
本当にポロッと出た貴重な情報。
おかげで、来年前半の重点目標が出来ました。
・・・・・っという話、面白くないですよね。
エェ~~っと、面白い話、面白い話・・・っと。
無いナァ~~
真面目な話ならあるんですけど・・・・
真面目な話でいいですか?
じゃあ、真面目な話を書きますよ。
最近というか、かなり前から、若い連中が本を読まなくなってきていますよね。
そういう自分も、若いときは本を読まなかった。
名作とか、古典といわれるものは、ほとんど読んでいなかった。
それを今になって、後悔しているんですよ。
・・・・っと、この話、以前もしたっけ?
まあ、何度しても大事な話だから、繰り返します。
これから言いたいのは【想像力】ということなんです。
かなり昔から言われていたことなんだけれど、【活字離れ】が進んでいますよね。
先ず、【漫画】でしょ?
吹き出しの断片的な会話文章しか読んでいない。
次に、【劇画】でしょ?
顔のアップばかりの構成。
大げさな擬音の描写。
ぼくが言いたいのは、そういう【ヴィジュアル】な表現が大半を占めている【本】ばかりを読んでいるのは
問題じゃないかな?・・・っということなんです。
要するに【活字離れ】・・・っということで、なにも新鮮な話題じゃないですよね。
それでも、この話題を続けるのは、【ヴィジュアル】が進化しすぎる【害】を指摘したいからなのです。
・・・っというのは、最近のCG効果の進歩なんです。
まだ観ていないので想像でしか言えないけれど、【アバター】という映画。
それと、【2013】という映画。
CG製作技術者から言わせると、【CGで作り出せないものは無い】んですよ。
・・・・・
何を言いたいかというと、【人間が想像する部分を限りなく奪っている】
・・・っということなんです。
もう分かりましたね、ぼくが言いたいこと。
いま、読んでいる本は【コンラッド短編集】です。
ぼくは読書家ではないので、そんな作家がいたということ自体知らなかったんです。
1900年前後に生きた作家なんですけどね。
もう、面白い。
ムチャクチャ面白い。
実は、最近読んでいる本を順番に挙げますと、
【チエホフのかもめとワーニャ叔父さん】、【サキ短編集】、【 レイモンド・カーヴァー傑作選 】
・・・っという具合に、1900年前半で、且つ短編集ってぇのが特徴です。
この頃の本はヴィジュアル的に頭で描けるようで、描きにくいという微妙な時代の風景なのです。
・・・・・
大体ぼくが言おうとしていることは想像が付いてきたと思いますが、
この時代の風景なり、空気なり、心象なり、今の若い人が心の中に描けますか?
・・・ってぇことです。
・・・・そう、そういうことなんです。
今の若い人たちは、ヴィジュアル的にリアルな映像を与えられ過ぎて、
【自分で想像する力】が弱っているんじゃないか?というのがぼくの仮定なんです。
本を読むというのは、いかにも原始的な行為ですよね。
ヴィジュアル的には文字の羅列でしかない。
ヴィジュアルの部分は、【自分で作り出さなければならない】。
その自分で作り出すヴィジュアルの部分は、
【自分で実際に見たか、体験したこと】が豊富なほど精度が高いということなんです。
いま読んでいる【コンラッド短編集】なんて、とてもいい例なのです。
彼自身、物凄くたくさんの体験を持っている。
それは、彼の小説を読めば分かるんです。
机の前に座って、想像だけでは書けない世界なのです。
次のストーリー展開、自然の描写など、実際に体験したことがベースになければ絶対に書けない。
今の若い人たちは、コンラッドの時代の読者と違って、ヴィジュアル的に物凄くたくさんの【経験】を持っている。
でも、そのどれをとっても、【実際にあなたはそれと近い体験、あるいは風景を見たことがあるんですか?】
という問いには勝てない。絶対に勝てない。
100年前に生きて、コンラッドの嘘っぱちの小説を読んでいる人のほうが、
現代人よりはるかに【想像に近い実体験】をしている。
・・・・・・っと、
かなり、長文になりましたが、お付き合いありがとうございました。
これ以上は、脳に回ったアルコールのせいで、マトモな文章がかけません。
想像力というのが如何に大事で、それが出来る人ほど豊かな(精神)人生を送れるってぇこと。
では・・・・・。
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1 件のコメント:
Merry Christmas.
Portugal
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