2009年12月1日火曜日

面白うて、やがて悲しき仕分け人

・・・・・・・っということで、仕分け人問題。

何が問題じゃ?っということはさて置き、

仕分け人のやったことは、「何が無駄で、何が無駄でないか」

・・・その線引き。

役人達が、「オメーラのやっていることは無駄じゃネーか?」

・・・っと、とっちめられているのは、見てて面白いし、

「手加減せずに、もっとやれぃ!」っと、応援したくなる。

・・・・・・

でも、怖いのが無駄だという判断基準。

そう、そこんところが怖い。

無駄だと言い始めたら、無駄じゃないものはどんどん減っていくんじゃないだろうか?

無駄じゃないと証明するのは、難しい。

だって、そもそも有用だという合意の下で始めたんじゃないか?どの事業も。

最初から悪意はない。(あるかも?)

善意で始めたことじゃない?

・・・・・・

もう少し、有用か無駄かの話しを突き詰めていけば、

「アンタ無駄じゃない?」っという質問にぶち当たる。

まあ、仕事で例えれば、

「アンタ、給料に見合った仕事しているの?」

「あんたがいてもいなくても、困らないもんね~」

なんて言われたら、皆さんどう証明します?

ぼくなんか、気が弱いから、

「そうねぇ、あんまり役立ってないかも」

・・・なぁ~んて思って、落ち込んじゃうでしょ。

・・・・・・

もっと話を進めて、

新入社員を採用するとき、

その人物が会社にとって無駄か無駄じゃないか分からない。

これこそ、だれも証明できない。

・・・・・・

仕分けが人間に及んだらどうなるだろうということ。

極論を言えば、「アンタは無駄なんだよ」と仕分けされるかも知れない。

要するに、生まれてきたこと自体が無駄だといわれるのだ。

「イイヤ、オレの人生は意味があるんだ!!」

・・・っと、叫んでも、証明できます?

証明なんか、出来ない。

だったら、全ての人の人生は無駄だということになる。

でも、みんな必死で生きていますよね?

無駄だなんて考える暇もなく。

・・・・・・

ってな問題を仕分けは含んでいるから、問題なのです。




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