・・・・・っということで、親ってぇのは子供のことを知らないようで知っている。
子供のウソは、ほぼ100%見破れる。
殆どの場合、親は知っていながら言わないでおきますけどね。
それを子供は分からない。
ぼくはたくさん嘘をつく子供だったので、今でも思い出すと冷や汗がでてくる。
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いくつか親から言われた中で、一つだけ心に引っ掛かっている言葉がある。
タブン中学生の頃だったと思う。
オヤジが言った言葉はこうだ:
『オマエは、安い正義感で身を滅ぼす』・・・・・と。
これは、言われた時点でぼくにも理解できた。
ズバリそのとおりだと。
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この言葉はずっと焼印のように心に残っている。
そう、安っぽい正義感を振り回して、自分をのっぴきならない状況に追い込んでしまう性質。
親というものは、子供を良く見ているんですね。
自分でも、そのような状態にならないよう、注意して生きてきたつもりだ。
でも、心の片隅には、「オヤジの予言は当たるだろうな」と信仰のような確信を持っていた。
実際、私生活の上でも、会社生活の上でも、かなり頻繁にそのような状況は起きた。
その都度、「なんでオレは、もう少し上手く立ち回れないのだろう?」
・・・っと、自分の馬鹿さ加減を後悔したものだ。
その最大のものは、実は歳をとってから起きたのだが、
まだ、それをここで詳しく書くだけの心の整理が付いていていない。
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まあ、お気づきのとおり、同じ正義感でも、
「安っぽい」というのが頭に付いているのが、オヤジの予言の【ミソ】だ。
大体において、ぼくの正義感は正しい。
とても正しい。
いまでも、その最大の失敗を犯した出来事では、ぼくは正しいと確信を持っている。
でも、身の程を知らずというか、後先を考えずというか、そういう気質をぼくは持っているんですね。
今は誰も分からなくても、ぼくの正義は正しいことがそのうちに分かるはずだと。
その正義を押し通すには、地均しというか、根回しというか、そういうものが必要なんですよ、この世の中は。
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なにか、核心を言わないまま、周囲を回っているような書き方ですが、
今日は、ここまで。
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