2009年12月31日木曜日

生きるということ

・・・・・・っということで、大晦日の新聞でいつもチェックする記事がある。

それは、今年他界した内外の著名人の名前がまとめて出ているのである。

改めて、この人は亡くなったんだなぁ~とか、エッ!!この人死んじゃったのぉ?!

なんて、思いながら、一人ひとり丹念に見ていく。

ぼくにとって、これが年末の楽しみ(?)だ。

人間(じゃ無くって、生きるものは)全て死ぬ。

だが、この新聞の一面に名前が載る人はほんの僅かだ。

中でも有名な人は、小さく顔写真が載る。

ぼくが死んでも、この紙面には載らないよなぁ~~~~。

・・・・っということは、ぼくが生きていたことを知っている人は、ほんの一握りの人たちだけなんだなぁ~~。

ここに載るためには、いいことをした人たちで、犯罪者は載らない。

世の中の片隅に生まれ、何も世の中に有意義なこともせずに、やはり世の中の片隅で死んでいく人間。

だが、ここに載ったからといっても、すぐに忘れ去られてしまう。

その証拠に、娘達にこの中で知っている人は誰だ?と聞いても、ほとんど知らないだろうから。

そんなもんですよ、人間なんて。

忘れ去られる存在。

それよりも、そもそも知られない存在。

・・・・・

でも、一生懸命生きている。

でも、ずるく生きている。

でも、悩みながら生きている。

でも、酒に溺れ怠惰に生きている。

でも、他人のために自らを犠牲にしながら生きている。

でも、生きる希望もなく、他人に頼って生きている。

でも、真剣に人を愛して生きている。

でも、人生を呪いながら生きている。

でも、夢を抱きながら生きている。

でも、絶望の中に生きている。

でも、難しく考える暇もなく、目の前の現実を見て生きている。

でも、他人を軽蔑しながら生きている。

でも、奇跡を求めながら生きている。

でも、迫り来る死を恐れながら生きている。

でも、でも、でも、人間は生きなければならない。

・・・・・っということで、とにかく生きて年を越しましょう。

新年は、きっといい年になると信じて。




・・

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