2009年12月9日水曜日

ボクのオヤジ

・・・・・っということで、いつかは書こうと思っていた、

ぼくのオヤジである。

大正生まれで、80歳をゆうに越している。

あらゆる点でぼくと親父は似ていない。

似ている点は、顔くらいのものである。

若いときは、母親に似ていたのだが、

歳をとるにつれ、瓜二つである。

自分でも、鏡を覗き込むたび、驚かされる。

・・・そう、顔だけ。

今でもオヤジには敵わない。

一言で言えば、オヤジは秀才である。

絵に描いたような秀才。

決定的な違いは、オヤジは努力が出来て、ぼくは出来ない。

オヤジは英語に不自由しないが、ぼくは不自由しっぱなし。

オヤジは書道展で入選するくらい達筆だが、ぼくの字は小学生以下だ。

オヤジは水泳の名手だが、ぼくはカナヅチに近い。

オヤジはプロのような絵を描くが、ぼくは鑑賞するだけ。

オヤジは中学生の頃、鉄棒で大車輪が出来たが、ぼくは蹴上がりに二度成功しただけだ。

オヤジに囲碁で勝ったことがない。6目置いてもだ。

オヤジはぼくの歳には、とっくに運転手付の車を与えられていたが、ぼくは満員電車通勤だ。

オヤジに腕相撲で勝ったことが一度もない。今でも負けるかもしれないので、やらない。

オヤジは酒に飲まれないが、ぼくは飲まれっぱなしだ。

・・・・・・・

そんなことないだろう、何か勝っている点が一つくらいあるんじゃないか?

・・・っと問われるかも知れない。

・・・・・・・

ウゥ~ン、そうだナァ~、ウゥ~ン・・・

そうだ、

オヤジはウソがヘタだが、ぼくは上手い。

・・・・・・・

ヽ(;´Д`)ノ

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