2009年8月21日金曜日

Dark Side(その3)

・・・・・・っということで、会社の裏側の世界というのは難しい。

ぼく自身、見てみぬフリをずっとしてきたから・・・。

マア、海外の仕事をするうえで、汚い面は避けて通れない。

一口に、汚いと言ってしまったが、汚い=犯罪とは限らない。

ホントーに犯罪になるかならないか、グレーの部分は必ずある。

本人次第のところも大きい。

本人が意識していなくても、犯罪になることだってある。

例の談合事件では、ゼネコン、商社、コンサルタント、各種業者、国の機関の全てにおいて、犯罪をやっていたこ とが分かった。

分かったというより、バレた。

ホントーは、みんな知っていてやっていたのだから、バレたというのも変である。

【例えばゼネンコン。】

海外に関わらず、工事事務所を立ち上げる前にそのスジにきちんとしておかないと、ある日ヤッサンが事務所に やってきてスゴむ。

ぼくも見たことがあるが、怖い。

まあ、人を怖がらすのが商売だから、上手いものである。

【例えば、法人。】

一見そのスジとは見えない紳士が本社にやってきて、定期刊行物を取ってくれとか、会員になって会費を払ってく れという。

払わないと面倒なことになるし、払っても面倒なことになる。

だから、各社にはそれ専門の担当者がいるのが普通だ。

【例えば、談合。】

違法だとは知っているが、みんなやっているので、やらないと商売が成り立たない。

経営陣は知らないことになっている。

実際にトップが知らないという、ウソみたいなホントーの話もある。

だから、会社は談合担当者を任命する。

ドジを踏んで公取にシッポを掴まれてしまうと、その担当者はブタ箱に入ることになっている。

全部ソイツがやったので、会社は知らないということにする。

解雇したりなんかする。

刑期を勤め上げて出所してくると、手厚い保護が待っている。

子会社に飛ばされたりしているが、思いっきり経費を使いまくることが出来る。

【例えば商社。】

最近は業者の方が海外の経験を積んできたので、昔とちがって商社の出番が少なくなってきた。

でも、商社の需要はまだある。

海外工事で、商社をかませておくと、地元への袖の下とか、いわゆる「潤滑油」に対する出費(領収書)をうまく処 理してくれる。

・・・・・・っという具合に、ぼくはあまり知らない。知らないことになっている。

じゃあ、こんなことをやっているのは日本だけかというと、とんでもない。

もっと露骨にやっている国なんかザラにある。

国によって事情はかなり異なるが、政府高官や、地元有力者のことを忘れると、仕事がまったく動かなくなる。

下手をすれば、銃弾を撃ち込まれる

・・・・・・っという具合に、ぼくはあまり知らない。知らないことになっている。

プロジェクトものになってくると、コンサルタントの力量が重要になってくる。

いままで、業者におんぶに抱っこで教えてもらっていたのに、これからは自分でやらなければならなくなった。

いままで、威張ってきたツケが回ってきた格好だ。ザマア見ろ。

それより、一番悪いのは、役人たちだ。

いままで、犯罪の片棒を担いできたくせに、事件になるや否や、手のひらを返したように、正義の味方ぶる。

そろそろ、ほとぼりが冷めてきたので、またぞろ業者に擦り寄ってきている。

・・・・・・っという具合に、ぼくはあまり知らない。知らないことになっている。




end.

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