2009年8月23日日曜日

長いです

・・・・・っということで、日本の風景は美しい。

イヤ、正確には美しかった。

まだ、正確ではない。

日本の国土、風景、自然は美しい「骨格」を持っている。

ぼくは時々、江戸時代にタイムスリップしたいなァと思うことがある。

なぜかって?

その時代に、日本を旅行した外国人の気分を味わいたいからです。

どの村も、自然に溶け込んでいる。

人工的な建物とは言っても、全て自然の素材だ。

人々は、自然を征服したなんて大それたうぬぼれは持っちゃいない。

大自然の中に、ひっそりと「生活させてもらっている」というスタンスだ。

圧倒されるようなダイナミックな自然ではないけれど、コントロールされた自然。

緻密な自然。

骨格のいい自然。

箱庭のような風景。

そう、箱庭のような風景。

その島国に住む人々に相応しい自然。

いや、その自然がそのような人々を育てたのだろう。

なんでそんなことが分かるかというと、「浮世絵」が残っているからなのです。

この浮世絵という芸術は、日本人が持っている最大の財産の一つだと思いません?

・・・・・・っと、ここまで書いて思うんですけど、ぼくって導入部分が長すぎるなぁ~。

ここまで読む人はあまり居ない。

書こうとひらめいたのは、ここからです。

日本人が作り上げた知恵の中で素晴らしいことの一つに、「借景」っというものがあります。

島国なので、自分の庭だけでは狭いんですよね。

だから、遠くにある景色を「借り」ちゃうんですね。

この素晴らしい知恵はいつの間にか、この国から消えてしまった。

なぜって?

借景しようとするとどうなると思います。

どうなると思います?

・・・・・・・・そう。

電線が視界を遮るんですよね。

このクソ忌々しい(いまいましい)電線が、

この電線が

この電線が癌なのです。

ウソじゃないですよ。

試しに、このブログを読んでいるアナタ。

モニターから目を転じて、窓の外に目をやってみてください。

そこに何が見えます?

・・・・・・

言わなくても分かる。

そこには、電線があるでしょ?

もっと酷いケースなら、電柱に乗っかったトランスが見えるでしょ?

そうなんです。

これが、ぼくらの美しい日本を奪った癌なのです。

江戸時代に完成された日本人の美しい自然は、徹底的に痛めつけられたのです。

いま、建築デザイナーで「借景」を考慮する人がいると思います?

もう諦めているのです。

彼らは、単体で最高のデザインをしても、総合でデザインできないと知っているのです。

でも、ぼくは諦めていません。

ナゼなら、日本の自然は美しい「骨格」をまだ持っているのです。

例えば、日本アルプスを登山するバルさん。

あなたは、日本の美しさを知った。

あなたは、その美しさを知る感性を持っている。

日本の電力会社は、日本国中を電線で覆い尽くすことに成功したけれど、

まだまだ、残っている部分がある。

・・・・・・

どうです?

日本から電線を消去しましょうよ。

日本の骨格が残っている間に。

これから日本を背負う、若い人たちのためにも。



・・

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