2009年8月23日日曜日

ふつうの幸せ

・・・・・・っということで、今朝の朝刊を眺めていたら、「しがみ付かない生き方」という本の広告に目がついた。

香山リカという精神科カウンセラーが書いた本だそうだ。

―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルールという副題がついている。

本書が述べる10のルールとは、
1.恋愛にすべてをささげない
2.自慢・自己PRをしない
3. すぐに白黒つけない
4. 老・病・死で落ち込まない
5. すぐに水に流さない
6.仕事に夢をもとめない
7.子どもにしがみつかない
8.お金にしがみつかない
9.生まれた意味を問わない
10.<勝間和代>をめざさない

だそうだ。

中身を読まなくても、コレだけ見れば大体想像がつく。

ぼくが連想したのは、「老子」だ。

世の中、イロイロな人が、イロイロなことに悩み、イロイロと学んで、イロイロと考え、イロイロと発見する。

その結果、このような本を上梓する。

だが、紀元前5世紀に書かれた思想の範囲を出ていない。

これっぽっちも。

老子の手のひらの上で、弄ばれているようだ。

古典を読む意味はこういうところにあります。

遠回りする無駄をグッと省いてくれます。



・・

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