・・・・・・っということで、今朝の朝刊を眺めていたら、「しがみ付かない生き方」という本の広告に目がついた。
香山リカという精神科カウンセラーが書いた本だそうだ。
―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルールという副題がついている。
本書が述べる10のルールとは、
1.恋愛にすべてをささげない
2.自慢・自己PRをしない
3. すぐに白黒つけない
4. 老・病・死で落ち込まない
5. すぐに水に流さない
6.仕事に夢をもとめない
7.子どもにしがみつかない
8.お金にしがみつかない
9.生まれた意味を問わない
10.<勝間和代>をめざさない
だそうだ。
中身を読まなくても、コレだけ見れば大体想像がつく。
ぼくが連想したのは、「老子」だ。
世の中、イロイロな人が、イロイロなことに悩み、イロイロと学んで、イロイロと考え、イロイロと発見する。
その結果、このような本を上梓する。
だが、紀元前5世紀に書かれた思想の範囲を出ていない。
これっぽっちも。
老子の手のひらの上で、弄ばれているようだ。
古典を読む意味はこういうところにあります。
遠回りする無駄をグッと省いてくれます。
・・
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