2008年10月28日火曜日

ある日のエアロビクス

・・・・・・っといくことで、T嬢の中級エアロビクスに出た。

T嬢は今月1ヶ月だけの代行である。

いつもはM店を中心に活動しているとのこと。

彼女のクラスに出るのは、先週に続き2回目であるが、昨夜が最終日であった。

どうも1ヶ月同じコレオグラフィーを徐々に築き上げてきたらしく、一番難しい内容になっていた。

T嬢はものすごく小柄だが、存在感がある。

体が小さいにも拘らず、レッスンが始まったら大きく感じるのは不思議である。

ベテランだ。

彼女の特徴は、早い。

何しろ早い。

ウォームアップのときからものすごい早さだ。

早すぎて、深呼吸が深呼吸になっていない。

先週、一通りやったので、ベースはそれほど手こずらなかった。

だが、最終日とあって、細かい振りをアチコチにちりばめた。

そうなると、こちらもイジをはって、ヤッタロージャないかってな気分になる。

ムキになって付いていった。

スタジオの中に、お地蔵さんが、徐々に出現しだす。

そうすると、さらに音楽のスピードを上げた。

なんか、みんなの目が真剣になっていくのが分かる。

最後はハイになって、もう恍惚状態だ。

こうなると、エアロビクスは宗教に近くなる。

・・・・・・

でも、どうしても出来なくなる部分があるんですよね。

イヤ、分からなくてできなくなるんじゃなくて、体が対応できなくなるんですね。

それは、270度回転する部分があったのだけれど、すばやくクルッと回らなければできない。

これは、体が大きくて重い私なんかは、物理的に出来なくなる。

最後のほうは、180度くらいしか回転できなくなる。

これは、質量と慣性の関係で、物理的な問題なのだから無理なのである。

それに比べ、小柄な女性は、全く苦もなく出来るのである。

それはそれは、見事に回れるのである。

・・・・・・

・・・・・・ってなことで、昨夜は充実したクラスであった。

終わったときは、もうヘトヘト、ヨレヨレ。

マア、よく頑張りました。

10数名の参加者に、男性私一人。

年齢が私の半分くらいの若い人たちに混じって、よく出来ました。

・・・・・・

最後に出口で、「年寄りにはキツかったァ~」
・・・・・・っと言うと、

「マタァ~、よく動けていましたよ!!」
・・・・・・っと、T嬢。

「私、もう60歳近いんですよ。」
・・・・・・っと、私。

「エッ!!!」

・・・・・・っと、目を丸くしてしまったT嬢を見て、チョッピリ嬉しかった。




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