2008年10月5日日曜日

異邦人

・・・・・・・・っということで、ボディーステップというクラスに参加した。

ステップ台(?)が今までのものと違う。

ちょっと戸惑う。

広いほうのスタジオで、30台位埋まっていただろうか。

インストラクターは女性で、小柄だが、大腿部は太めで、全体的にゴムまりのような感じ。

始まる前からテンションが高い。

インストラクターも、会員も。

スタジオに入るとすぐに「初めて?」と聞かれた。

何で分かるのダロー?

端っこの後ろで大人しくやることにした。

・・・・・・っで、始まった。

ウォームアップのときから、音楽に合わせて動く。

「アッチャー、これは例のLesMils・・・・ってぇヤツだな」と気付いた。

私としては、インストラクターのオリジナル振り付けを期待していたのだ。

時々、インストラクターは私の方をチェックしている。

でも、事前解説はせずに、ぶっつけ本番が基本だ。

足の運びは、全く難しくない。

難しいのは、他の会員に動きを合わせることだ。

全員が、一糸乱れずに動く。

どうも約束事があるらしく、何回か繰り返した後、掛け声を上げてポーズを決めるのだ。

これが、ドーモ私に合わない。

途中から脱走しようかと何度も思った。

正直言って、楽しくない。ゼンゼン。

世界中で、これと同じ動きをしているのかと思うと。

それと、インストラクター。

ヤタラ元気がいい。

みな楽しーだろう?イェイ!!・・・・・みたいな感じ。

思ったとおり、ゴムまりのようにジャンプする。

途中、何の脈絡もなくキャッキャ笑う。

そうだ。

(I have to)
楽しまなくてはならないんだ。

周囲の会員も、ノリにノッていて、楽しそうだ。

心から楽しそうだ。

なんだか、私だけ規格外の人間のような気がしてきた。

そうだ。

(This is)
マニュアルなんだ。

インストラクターの言っている事が聞こえない。

ベーシックステップだけは聞き取れる。

それ以外は、何を叫んでいるのかサッパリ分からない。

このスタジオの音響が悪いせいもある。

そして、最後に腹筋までさせられてしまった。

凝ったステップの期待は無残に打ち砕かれてしまった。

終わった後、インストラクターが出口で全員にいちいちハイタッチをしている。

ハイタッチをせずに出て行った会員は、多分私が最初で最後だっただろう。

彼女が学んだマニュアルには、こういったケースは想定されていないに違いない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

(以上、あくまでも私の期待とのズレを視点に書かれています。
このメニューが面白くないとケチをつけているのではありません。
どうか、誤解なきよう。
頼んますヨ。)

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