2008年10月29日水曜日

若いときにしか見られない風景

・・・・・・・・っということで、ある人のブログを読んでいて、むかし山登りにハマったことを思い出した。

(だれのブログかはお分かりと思うが。)

20歳代最後の頃、ぎっくり腰を患って、そのまま真正の椎間板ヘルニアになってしまったのは、ここでも書いた。

激しい運度は出来ず、悶々としていたその頃、団塊世代に属するFという先輩がいた。

早稲田大学ワンゲル部出身であった。

ワンゲルって今は言うのかな?

ワンダーフォーゲルの略なんだけど。
【《渡り鳥の意》グループで、山野を徒歩旅行する活動。青年運動として、20世紀初めドイツで始められた。ワンゲル。 】

要するに、本格的に山に登るクラブ出身。

その先輩に、影響されて山登りに興味を持った。

その頃、小田急線沿線に住んでいたので、手近なところで丹沢山系に登ってみた。

一発でハマッタ。

丹沢といって最高峰が蛭ヶ岳の1672.7mである。

一番目立つ大山でも1251.7mでしかない。

本格的な登山家にとっては全く物足りないであろう。

そんなわけで、沢登りを楽しむ山として知られている。

でも、結構キツイのです。

私は、沢登り派ではなく、尾根登り派(?)だったのですが、塔の岳(1490.9m)へ続く大倉尾根は別名「バカ尾根」と呼ばれている。

要するに、単調な登りの連続である。

件のF先輩も、学生時代に山小屋に物資を運ぶアルバイト中に、バカ尾根で意識不明に陥った位である。

そこに、凝りもせず毎週通った。

もちろんそれ以外に、色んなルートがあるわけで、どれもこれも体力を要するものであった。

標高が低いので、特に夏場は暑さにやられてしまう。

一度として、楽に登れたという記憶がない。

それでも、また次の週になると、今度はどのルートにしようかななんて考えている。

だけれども、足腰を鍛えるということでは、丹沢山系は非常に適している。

山登りの常として、だんだんエスカレートしていく。

次は、奥多摩の山々。

その次は、奥秩父。

またまたその次は、谷川岳。

そして、当然のように、北アルプスへ。

私の場合、山小屋に泊まったことは一度もない。

あの、雑魚寝がイヤなのだ。

もう耐えられない。

だから、常にテントを背負っていた。

それも、複数ではなく、単独登山。

何度か、友人と登ったことがあるが、ペースが合わない。

そんなことを繰り返しているうちに、これはヤバイと思うようになった。

このままエスカレートしていったら、いつかは死ぬぞと。

そしてあるとき、キッパリ山登りを止めることにした。

最後に選んだ山が、富士山。

それ以来、23年間、一度も登山をしていない。

・・・・・・・・・





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