2010年1月27日水曜日

This is it.

・・・・・・っということで、MJの「This is it」を観た。

50歳とは全く思えないシャープな動きとエネルギー。

この後すぐ死んでしまう運命にあった男とは信じられない。

・・・・・・

選りすぐりのダンサー達に彼は負けていないのだ。

負けていないというより、誰よりもMJなのだ。

変な表現だったけれど、MJはMJ以外の誰でもないMJなのだ。

また変な表現を使ってしまった。

・・・・・・

音楽に対する妥協のない姿勢がものすごい。

エンターテイメントのために生まれてきたような人間だった。

・・・・・・

彼が身に付けた音楽性やダンスのセンスはもう二度と戻ってこない。

死が全てを奪ってしまったのだ。

というより、身に付けたまま死んでしまったのだ。

死ぬということは、本人が生きている間に蓄えた知識、学問、技、芸術など、

全てをゼロにしてしまうことである。

それらを文章にしたり、映像や音にして残すことは出来るけれど、

本当に使いこなせるのは本人だけである。

こう考えると、虚しくなってしまう。

いくら頑張って勉強したり、練習したりしても、結局はゼロになると考えると。

・・・・・・

確かに、明日のために今頑張るという考え方は健全なのであろう。

だが、明日なんて絶対あるとは限らない。

そうすると、今しかないという結論にたどり着く。

そう、全ては今。

今しか、現実ではないのです。

そう、現実なのは、今しかないのです。

いま持っている知識や、経験や、技能、能力は、今使うしかないのです。

・・・・・・ってなことを、この映画を観て考えてしまった。






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