2010年1月29日金曜日

サリンジャー

・・・・・・・っということで、昨日アメリカ文学というテーマで書いたばかりなのに、

今日サリンジャーが91歳で亡くなったというニュースに接した。

いうまでもなく、【ライ麦畑で捕まえて】の作家である。

野崎孝氏の名訳でも知られている。

ぼくが読後に書いた感想文の一部を引用します。

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一気に書いたような書き方(実際一気に書いたのだろうが)ではあるが、非常に構成が緻密である。子供から大人に移行する期間の心の葛藤を描くのは、作家にとって魅力のある題材であろうが、サリンジャーはとても見事に行っている。著者が32歳のときの作品。しかし、その歳だからこそ16歳の気持ちを上手く表現できたのかもしれない。大人の世界の欺瞞的な部分に、ずっと懐疑の念を持ち続けていられたからこそ書けたのであろう。

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有名になった後、自分の生活を乱されたくないということで、世間との接触を絶ってしまった。

最後のインタビューに答えて、今後も自分のために書き続けますと言った。

作品を発表せずに、自分だけのために死ぬまで小説を書き続けたって、スゴイ生き方ですよね。

文を書きたいという本能について、とても考えさせられますね。

とても比較にならないけれど、ブログを書き続ける意味にも通じるものがあると思います。

・・・・・・・っで、不謹慎ですが、

彼が亡くなったと聞いて、世界中の読者が考えたこと・・・・・

未発表の作品が読めるぞ!!




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