2010年3月24日水曜日

お酒にまつわる話

・・・・・・・っということで、近頃アルコールが入らないとブログの調子がでない。

以前は、朝が頭の回転が一番いいので、通勤電車で時間つぶしも兼ねて書くことが多かった。

でも最近は、何を書こうか暫く思いつかないことが多い。

今朝もそんな、調子の出ない日である。

そんなこんなも、アルコールが原因だろう。

実は、19歳過ぎるまで、ぼくは一滴も酒を飲んだことがなかった。

せいぜい梅酒とか、酒粕くらいだった。

そんなぼくが大学に入学したその日、上級生達による別の「入学式」が開かれた。

その大学の伝統で、式に出席しない選択肢は新入生にはなかった。

その式にはいくつかのシキタリがあり、先ず新入生は大声で自己紹介させられる。

その前に、どんぶり一杯の日本酒を一気に飲み干さなければならない。

途中で息を継ぐと、最初からやり直させられる。

声が小さかったりすると、またやり直しだ。

そして、そのあと、ビールやらウィスキーやらを散々飲まされ、上級生の肴になる。

そんな飲み方をすると、当然の帰結として、vomitする。

同期生達は次々とこの洗礼を受け、見事にパスしていった。

中には、上級生のひざの上にvomitするヤツもいる。

上級生は怒るどころか、よくやったとばかりに、膝に突っ伏したヤツの頭をなでたりする。

・・・・・・・っで、ぼくの挨拶の番になった。

なみなみと日本酒が注がれたどんぶりを差し出された。

こともあろうに、ぼくはそれを断ったのである。

長い伝統のあるその大学で、最初にして最後、とんでもない不埒な新入生が現れたのである。

場の空気が凍りついたことを覚えている。

そんなことは想定外だったのである。

・・・・・・っと、そのとき最上級生の青木さん(今でも覚えている)が、

「マア、いいじゃないか。自己紹介だけで勘弁してやろうじゃないか。」と言ってくれたのである。

青木さんは、顔色の悪い、それほど背も高くはない痩せた男であった。

喧嘩に強そうではなかった。

でも、皆から一目置かれているのである。

後で気付いたのだが、人格者なのである。

・・・・・・

結局、ぼくは酔わずに儀式を終えた。

当然、洗礼を受けなかったので、仲間はずれであった。

その後遺症は在学中、ずっと続いたような気がする。

・・・・・・

だが、青木さんからは酒の飲み方を、一から教えてもらった。

そして、1ヵ月後、酒を飲みに行こうと青木さんにせがむぼくがそこにいた。

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