2008年5月26日月曜日

人類マニュアル化計画(その2)

・・・・・・っということで、8カウントの中に20種類のステップを入れていけば、機械的にマニュアルが出来るという考えは甘かった事が判明した。

・・・・・・えット、これはおアソビであることを、しつこく繰り返しておきます。

256億通りの中からインストラクターはコレオグラフィー(振り付け)を創り出さなくてはならないでは、マニュアルの作りようがない。
コレは、神の領域だ。

では、別の切り口でマニュアル化を考えてみよう。

まず、インストラクターがコレオグラフィーをどのように考えるか、想像してみよう。
組み合わせの種類は、天文学的な組み合わせだが、基本のステップは20だ。
たったの20である。

(第1ステップ)
インストラクターは、8×4=32カウントの最初の升目に入れるステップを、20の中から選ぶ。
ごく、初級クラスなら、4つ選ぶだけである。
もう少し上のクラスなら、8カウントをさらに2つに分け、8つ選ぶ事となる。
どんなに、上級クラスでも、1ブロックが8種類のステップ以上の構成には絶対に(たぶん)ならないはずである。

(第2ステップ)
次に、左右の切り替えを考える。
全部を右足から踏み出すだけの構成にするわけにはいかないから。
この辺に、マニュアル化するノウハウがあると思われる。
グレープバインを片側だけにするとか、3拍子にするとか、4ニーアップを3ニーアップに変えるなど、左右の足が上手く切り替わるやり方は、インストラクターが覚えなくてはならない技術であろう。

(第3ステップ)
次に、つながりを考える。
20あるステップの中には、相性というものがあるはずである。
これは、経験的なものだと思われる。
全体的に通しでやってみて、選んだステップを入れ替える事もかなりあるであろう。

(第4ステップ)
難度の設定。
基本ステップは20あると書いたが、あくまで基本で、各ステップごとのバリエーションがある。
リズムチェンジ、手の振り付け、回転、動線の変化くらいしか頭に浮かばないが、この部分がインストラクターのセンスの発揮どころであろう。
クラスのレベルによって、難度を調整しなければならない。
インストラクターの好みもあるであろう。
この部分が一番難しく、かつ面白い部分であろう。

(第5ステップ)
曲に合わせて、全体のイメージを確認する。
ここまでくれば、もうインストラクターは芸術家の範疇になる。
自分の好みに仕上がったか、それともしっくり来ない部分があるか、微調整の段階である。

(第6ステップ)
最後は、最終形に持っていくのにどう分解していくかを考える。
簡単な動きから、徐々に上げていくアレである。
このやり方はマニュアル化できると思う。

・・・・・・・・・・・・っと、以上が私が1年半の観察をもとに、勝手に想像した、コレオグラフィーが出来るまでの過程である。

書きながら、だんだん気付いたのであるが、マニュアル化する部分は案外限られている事である。

マニュアル化が難しいとなれば、インストラクターを養成する上で、インストラクター教官の能力が重要な位置を占めていることが想像できる。

時間がないので、ここで結論。
エアロビクスインストラクターの養成は、「師匠と弟子」の関係でなされる。

.......end.

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