2008年5月21日水曜日

エアロビクス考(その5)

・・・・・・・っということで、皆さんも思い出して欲しい。
自分が始めてフィットネスクラブに入ったときのことを。

まあ、色々とやってみたいと思っただろうが、その中には必ずエアロビクスが入っていたはずである。

そうなんです。クラブに入会する事は、エアロビクスをやることと同じ意味なのです。
(ただし、いまはその辺がぐらついてきて、そこんとこを考えるのが今回のシリーズなのですが。)

私の場合、1回目で自信喪失してしまった。
それでも、かなり間を空けて、2回目にチャレンジしたが、やはり跳ね返されてしまった。
なんと、3回目に再々チャレンジしたのは、それから4年も経ってからだった。

そうなんです。1回目と2回目の壁がとてつもなく厚くて、高いのです。

逆に言えば、この壁を乗り越えさえすれば、その後は順調なエアロビクスライフが待っているというわけです。
今回は、この壁をどう乗り越える事が出来るかを考えます。

「ハイ、今回初めてエアロビクスに参加する人ォ~?」っと初級クラスのインストラクターは尋ねます。
遠慮がちに1~2名が手を上げたとしましょう。
そのとき、インストラクターはその初めての人に、その日のレッスンレベルを合わせるべきです。
初級クラスとはそういう人のために設けられているのです。
そして、インストラクターはそう宣言しましょう。
慣れてきた他の会員に対して。
この宣言することが大事なのです。
端折ることなく、ゼロから。
エアロビクスのイロハから教えましょう。堂々と。

初心者は、自分が動けないことに落胆しますが、他の会員に迷惑を掛けていると思うものです。
最初の壁で諦めてしまうのは、実はこちら理由のほうが大きいのです。
(まあ、例外は常に存在するものですが。)

そして、大事な事は会員も協力することです。(今日のポイントはコレ。)

初級クラスとはいえ、1年も続ければ、レベルは上がっていくものです。
上級者でも、それなりに楽しめるのです。
そして、インストラクターが例の質問を発し、誰も手を上げなかったときは、心の中で「ラッキー」っとつぶやくのは自然な事です。

自分が初めて参加したときのことを思い出してください。

でも、実際は逆な行動を取るものなのです。会員というものは。
・・・・・ッタク、せっかく楽しいクラスに異分子が入ってきちまったよ~。
またグレープバインの説明かよ。
インストラクターもインストラクターだ。私らの方が大事ダロー。
・・・・・・・っと。

自分が初めて参加したときのことを思い出してください。

次に、私が言いたいのは、「ハイ、今回初めてエアロビクスに参加する人ォ~?」・・・・・・・っと、聞いた後、「ジャア、今回が2回目の人ォ~?」っと聞いて欲しい。
最初に述べたように、3回参加する人はこのあと順調に進むのです。
だから、会員も、(インストラクターも)、2回目までは我慢して欲しい。
心からそう願います。

最後に、エアロビクスはフィットネスクラブのMainstream(本流)であることを、クラブ側が自覚する事です。

何を言いたいかというと、エアロビクスの初級クラスの参加者数が減ったからといって、簡単に閉鎖しないでもらいたいということです。
ましてや、それをインストラクターの責任にしないで欲しい。
確かに、ヨガの人気がアップして、エアロビクスの人気に陰りがあるように見られるかもしれません。
でも、フィットネスクラブというビジネスモデルが出来たのは、エアロビクスのおかげだった事を思い出して欲しい。
エアロビクスに対する経営理念を、しっかり持って欲しい。
ブレることなく。

以上、エアロビクスをかなり真剣に考えてみました。
まとめると、インストラクターと会員と経営者の3者が同じことを考えなければダメだということです。

蛇足として付け加えると、3者をまとめられるのは、経営者側であるという点です。

・・・・・・・っと、今回で最終回としてもいいのですが、エアロビクスの魅力について考えたいので、このシリーズをもう少し続けます。
.......to be continued.

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