2009年11月1日日曜日

情報について(その4)

・・・・・・っということで、情報に対する「感度」の話を続けます。

日本の社会は、情報の取り扱いについて、正しく教育されていないような気がします。

反面、海外は情報(Intelligence)の重要性を、ことさら強調しなくとも「常識」として知っています。

太平洋戦争で、アメリカが日本の暗号を(完璧に)解読していたのは、有名な話です。

(だから、Remember Pearl Haborなんて、チャンチャラおかしい。)

全て解読していたのに、その事実を漏らさなかった。

そこが、エライ。

これこそ、最重要の情報だと、常識として知っていたのです。

それを、最後まで守りきったのは、アメリカの凄さ。

言い換えれば、日本のだらしなさなのです。

山本五十六の撃墜でも知られているように、米軍は好きなときに山本を抹殺することが出来たのです。

一番いいタイミングを計算して、(即ち、生かしておいてももう役に立たないと判断した時点で)

ブーゲンビルで撃墜したのに、逆に日本は何も知らなかった。

「Enigma」とか、「Windtalkers」なんていう映画を観ても、大多数の日本人はピンとこなかったでしょ?

でも、どうしてでしょうね?

太平洋戦争で痛い目に会ったのに、ゼンゼンそこから学習していない。

・・・・・・

話題が横道に逸れついでに、映画の「硫黄島からの手紙」を観ていて不思議に思う人はいなかったでしょう?

日本軍は「日記」を書くんですぜ!

それも、日記を書くことを推奨していた!!!!

アメリカ軍は、早い時点でこの「日本軍は日記を書く」という事実に着目していた。

戦場で集められた日記を収集し、それを分析する専門チームを編成し、徹底的に分析した。

ここから集められた情報で、いったい何人の日本人が死んでしまっただのだろう?

・・・・・

改めて言うまでもなく、情報っていうのは、これほど重要なものなのです。

今も全く変わっていません。

情報で、会社は潰れたりするのです。

ぼくはサラリーマンをしていて、唖然としてしまいます。

情報が(今でも自分の)命を奪うかもしれない、

ということを誰も気付かない事実を・・・・・。

つづく。

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