・・・・・っということで、前回AKB48という少女歌劇団のことを書いた。
この現象から、「今の時代」を理解する言葉として、
【開きなおりの文化】というナイスなフレーズを思いついた。
いまから、このフレーズを説明していきます。
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AKB48の意味はAKIBA、即ち秋葉原をベースとする48人構成の少女歌劇団だということが分かった。
まず、この歌劇団(以下AKBという)のターゲットは、「オタク」だ。
オタクというのは、決して良いイメージじゃない。
どうしてかというと、「ぼくはオタクです」と堂々と言いにくい雰囲気を持っているでしょ?
いつの間にか、その「オタクの聖地」として、秋葉原は地位を確立してしまった。
実を言うと、ぼくは中学校の頃からその秋葉原に通いつめていた。
もう、ご存知の人は少ないと思うけれど、秋葉原は「アマチュア無線の聖地」であったのだ。
激減してしまったが、家電量販店で「ナントカ無線」と社名が付くのは、この名残である。
無線機や、ラジオを組み立てる趣味の「オタク」たちが、
マニアックな部品を求め彷徨(さまよ)う町であったのだ。
そういう意味においては、ぼくは「オタク」の元祖かもしれない。
(余談だが、そのときから値切り交渉の技術を身につけたと言える。だって、秋葉原では値切るのがアタリマエだったのだから。)
そのうち、秋葉原はオーディオの町になったり、家電の町になったり、 外人がウロつく町になったり、
パソコンの町になったりと、その姿を時代に合わせて変えてきた。
そして今は、メイドカフェとか、アニメをはじめとするロリコンとかの町になってしまったのだ。
時々、秋葉原に降りることがあるが、怪しい迷路のような時代を覚えている者にとって、
その変貌振りに驚かされる。
でも、この町の本質は「マニアックな町」ということでは、ブレていなかった。
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ところが、このマニアック=オタクがだんだんメジャーに躍り出たのである。
その象徴としてAKBが登場した。(登場したのは、もう古いんですよね。f^_^;)
ぼくがここで言いたいのは、 裏文化(サブカルチャー)が
堂々と「表舞台」に登場してきたのがこの時代なのです。
本当は、日陰者だったオタクが・・・・。
だんだん分かってきました?
【開きなおりの文化】という題名。
しつこいですが、このフレーズ気に入っているので、
AKB側から分析することによって、 もうチョット続けます。
・・・つづく。
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