・・・・・・・っということで、訪問した国々シリーズ。
今回は、香港。
香港は、中国に返還(1997年)されてしまったので、もう国ではないけれど、
ぼくが最初に行った頃は、まだイギリスの統治国だった。
そうですね、わが社はかなり昔(30年位前)は香港で仕事をしていた。
そのとき付き合っていた貿易会社があったのですが、その会社にオーナーの息子がいた。
まだ、20台半ばで、物凄いやり手だった。たしか、チェンという名前だった。
ぼくはまだ駆け出しで、使いっ走りの仕事をしていたのに、
殆ど歳が違わないチェン君は当社と対等に渡り合っていた。
スンゲェー、コイツには敵わないと思った。
そうこうする内に、チェン君は自分の会社を立ち上げ、いまでは富豪の仲間入りをしているはずだ。
・・・・・・っと、これがぼくの香港人のイメージです。
2年ほど前になるかな、久しぶりに(返還後の)香港を訪れた。
返還後も、50年間は中国の特別行政区という扱いで、HKドルも健在であった。
昔から近代都市化されていたが、スラム街であった九龍城は綺麗に再開発され、
さらに清潔な近代都市になっていた。
そして、いまもどんどん開発され、近代化が進んでいる。
もう、西洋の都市となんら変わりない。
そうなんです、ここはアジアにありながら、アジアではないんです。
そう感じるのは、ビジネスにおいて。
完全に自由競争の世界で、契約法関係はキッチリ整備されている。
アジアにある独特な裏の習慣が少ない。
・・・・・・
ナンでなんだろう?
やはり、イギリスの影響力がいまでも厳然として残っているんですね。
だから、日本の企業にとって、手ごわい相手ですね。
逆に、ここで成功すれば、かなり鍛えられると思うんです。
・・・・・・
イギリス人のやり方は、本当に巧妙です。
会社は違っていても、イギリス人同士は裏で繋がっているんです。
だから、彼らの情報網はスゴイ。
ウチには、カナダ人がいるんですけれど、日本人が絶対入手できない情報を取ってくる事が出来る。
それが、チョッとしたパブでの情報交換なんですから、とても敵わない。
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