2009年11月21日土曜日

開きなおりの文化(その1)

・・・・・・っということで、AKB48という言葉を時々見かけるので、気になっていた。

まあ、こんなもんです、ジジイというものは。

インターネットで調べてみて分かったのだが、少女歌劇団みたいなものだ。

この歳になると、流行を知らないということは恥ずかしいなんていうより、

返って自慢に思うようになるものです。

「遅れてるゥ~」と言われてもなんとも感じないが、「無知」と言われたくは絶対にない。

まあ、その境目がどこにあるのか研究の余地があるが、そんな研究はもっとヒマなときのために置いておこう。

でも、「AKB48」は知らなくても、

この仕掛け人の「秋元康」という男を知らないのは、

無知になってしまうんじゃないかなと気付いた。

何を隠そう、秋元康という名前は初めて聞いたんです。

(最初は梨元勝という芸能リポーターと勘違いしていました。[どこで勘違いするんじゃ?])

芸能界では、超有名人物で、「天才」と言われているくらいの大物らしいんです。

1956年生まれだから、ぼくと同じく老域に足を踏み入れていると言っていいだろう。

なかなかユニークな視点の持ち主で、豊かな発想力でこの芸能界を生きていることが分かる。

豊かな発想と言うより、「老獪な」と言ってもいいかな?

AKB48という「仕掛け」は、何匹目かのドジョウらしいが、実に上手くできている。

「AKB48商法」と、最近はマイナスイメージで捉えられているようだが、アイデアはまさしく天才だ。

学生のときから芸能界にドップリ浸かって来たのだから、

さぞかし灰汁(アク)強いと男かと思ったら、案外マトモな男のようだ。

「これだけ大物になっても、いつパタッと仕事が来なくなるか、常に心配しながら生きているんです。」

と、インタビューに答えているのは正直な男でもあり、

この世界の怖さを十分知っている、慎重さを兼ね備えた男であることも分かる。

同じ、インタビューの中でAKB48メンバーの選定基準を、

「歌や踊りが下手でもいいんです。ただ、一生懸命まじめに努力を重ねることができる子を選ぶんです。」

と言っている。

これは、AKB48を分析する上で、非常に重要な鍵を握る言葉だろう。

そうなんです。

そういう子をすくう事によって、「その層に属する人々」を新しいマーケットとして開発したのです。

これは、物凄く「したたか」な発想であって、

秋元康なる男は、単なる正直で慎重な天才ではなく、

「したたかな男」であることが分かるのです。

・・・・・・っと、ここまで書いてきて、

今回の「開きなおりの文化」という題名とそぐわないと思われるでしょうが、

・・・続きます。



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