2009年4月6日月曜日

本物の怒り

・・・・・・っということで、CNNニュースで日本の情報を得るしかない。

海外からの視点で日本を眺めると、今回のミサイル発射で日本はどんな反応をしているのか非常に興味を持つ。

東京のレポーターが報告していたが、月曜の朝を迎え、人々はいつものように仕事に戻っていったというもの。

日本人には、もう過去の出来事として、心の中で処理済として分類されたかのよう。

要するに、日本人はそんなに怒っているように見えないということだ。

確かに政府は、国連の決議に違反しているので、何らかの制裁が必要と訴えており、オバマも同じ路線のようだ。

でも、何とかして北朝鮮の無礼で危険極まりない行為を変えさせるには、「怒り」が必要なのである。

本当に怒っていなけらばならない。

何かを変えるためには、「本物の怒り」が必要なのだ。

と・り・あ・え・ず。

・・・・・・っで、その怒りを一番感じているのは日本人であるはずだ、

・・・・・・っという、目で世界は日本を見る。

何で怒らなければならないかを示すには、ミサイルが飛んでいった経路図を示すだけで十分だ。

日本の頭上を、ブースターを落としながら飛ぶ図を見れば、こりゃ怒るわな・・・・・・っと誰でも思うはずだ。

私なんかは、花見の最中だったことでさらに怒るのだが。

・・・・・・

だが、予想通りというか、皆の心には無力感が漂っているはずだ。

怒ったって、何にもならない。

日本やアメリカが制裁を加えても、中国からの輸入が増えるだけで、中国が喜ぶだけだ。

日本人は、本当に怒らない民族になったと思う。

政治家や、公務員や、浅ましい民間経営者等の不正、とんでもない税金制度、低賃金、マナーの悪化

・・・・・・

これだけコケにされても、デモ一つ起きない。

外国人は、日本人が無気力になったから怒らないのか?

それとも、

怒りでは何も変えられない、冷静に理性を持って有効な対応をすべきことを知っているのか?

・・・・・・っと考える。

私は、成熟した民族として、後者でありたいと思うのだが、次の有効な対抗手段を提案できるとは思わない。

結局無気力なのだろうか。

少なくとも、

少なくとも、麻生総理には日本が「本当に怒っている」ということを、感情的な表現ではなく、格調高く発言して欲しかった。

ミサイルが発射された直後、先ずそう言って欲しかった。

北朝鮮が発射することをずっと前から分かっていたのだから、

発射された場合の声明の出し方を練る時間はいくらでもあった筈である。

アメリカにも、韓国にも、国連にも、拉致家族たちにも、

日本が本当に怒っていることが必要なのだ。

と・り・あ・え・ず。


end.

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