2009年5月18日月曜日

モラル考(その3)

・・・・・っということで、モラル考をもう少し続けてみる気になった。

人間というものは、教育あるいは学習によって、大部分が決まると思います。

ようするに、生まれつきの性格はあるかもしれませんが、その人のモラルの持ち方に影響を与えるのは、やはり 後天的なものだと思うのです。

もちろん、その影響は幼いときに受けた教育が一番大きいはずです。

すなわち、幼いときに行われる教育とは、家庭による教育しかないのです。

こういうと、教育は親が行うものと考えられるでしょうが、一番影響を及ぼすのが親も含めた「家庭」という単位じゃ ないでしょうか。

家庭は社会の縮図だと思います。

社会に出る前の予行演習の場になるのが、家庭です。

いま、モラルに問題のある人間が増えたということが事実なら、この家庭に問題があるはずです。

家庭といっても、昔の家庭と今の家庭では、大きな違いがあります。

今の家庭は、「核家族」と言われるほど、家庭としては最小限の単位です。

両親がいて、子供がいる家庭。

昔の家庭は、必ずと言っていいほど両親の親も同居していた。

言いたいことはお分かりのように、最小単位の社会としても、年齢の幅が今よりあった。

親と言えども、子供はお爺ちゃんおばあちゃんに頭の上がらないオヤジを見ることになる。

このような、サザエさんのような家庭がざらにあった。

いまは、昔に比べ、教育の負担が両親に大きくのしかかってきているのです。

しかし、その両親というのは、まだ親として「アマチュア」の段階なのです。

人生経験の豊富な爺ちゃん婆ちゃんから、子育てのノウハウを十分受け継いでいないまま親になるのです。

よほど両親がシッカリしていない限り、子供にきちんとした社会のルールを教えることは出来ない。

ここで、両親といいましたが、片親だとしたら、もっとその負担は大きくなる。

離婚がアタリマエになってきた日本で、ますますマトモな教育を出来る家庭が少なくなってきたのです。

大家族⇒核家族⇒片親家族

と、否応なしに変化してきているのです。

このことが、日本におけるモラルの低下の原因なのではないでしょうか。

じゃあ、米国やヨーロッパと比較して、日本のモラルはどうなのだろうかと考えざるを得ません。

そこには、「宗教」という要素が加わることになります。

(つづく)

(つづかないかも)

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