2008年12月18日木曜日

【老妓抄】

・・・・・・っということで、またまたフィットネスとは無関係の話題。

久しぶりに、良い本を読んだ。
例の渋谷に壁画が飾られた岡本太郎の母親とのこと。

常識なのだろうが、まだ読まれていなかったら、オススメである。

【老妓抄】
岡本 かの子著
1889年03月01日生まれ~ 1939年02月18日没
ニンテンドーDS文学全集
新潮文庫
1950(昭和25)年4月30日刊

これはスゴイ。
スゴイ短編である。
このバアサン(主人公も、作者も)なかなかの曲者である。
これだけの小説を書けるのは、本当に頭がよく、人間の洞察力が余程ある証拠である。
私にしては、べた褒めである。

「年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐ命なりけり。」

イイねー、私もこんな短歌が詠めるくらいの人生を送りたかったぜ。
「文学史上、一二を争う短編小説の傑作という評価は、今も揺るがない。」
全く同感である。

女性は強いね。
女性はしたたかだね。
女性は辛抱強いね。

でも、男のようにストレートな夢を持てない。
だから、男に自分の夢を重ねあわす。
でも、男っていうものは、だらしが無い。
格好のいいことを言っても、結局だらけてしまう。
分かっちゃいる。
そんなことは、最初から分かっていたのだが・・・・・・。

そうなんだね。ヤッパリ、男は女の掌の上で、踊らされているんだね。


end.

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