2008年7月30日水曜日

名人

・・・・・・っということで、S譲とY嬢(その2)は、共に美人で教え方が上手い。

でも、レッスンの進め方はビミョーに違う。

二人とも、その日の目標とする完成形は頭に描いている。
まあ、当然だが。

S譲の場合、まずその完成形に到達させることを考える。
そして、殆どの人が出来るようになったら、振り付けの各パーツの難度を少しずついじくっていく。

Y嬢(その2)の場合は、それぞれのブロック毎に徐々に難度を上げて、このクラスのレベルはここまでだと見極めていく。だから、これ以上は無理だと分かったときは、その前の振り付けに戻って、完成とする。

要するに、S譲は全体を作ってから、各パーツを修正していくのに対し、
Y嬢(その2)は、各パーツを完成させながら積み上げていって、全体を完成させるやり方。

どちらがいいと言っている訳ではない。
只々、感心しているのである。
彼女らの、名人芸に。

引き出しがたくさんあって、その引き出しから自由自在にパーツを取り出し、組み立てられるのである。

例えば、月曜日にあったS嬢の中級エアロビクスである。

最初のブロックで、最後の16カウントの動きが:
ボックスステップ2回+前後に踏み出す2回のマンボシャッセ=16カウント
という、簡単な構成だった。

殆どの人が出来るとわかると、すぐに次の動きに変えた:

右足ボックスステップ1回+右を向きながら開いた左足を右足に揃え、そのまま後ろにスライド+180度ターン(体は左に向く)+右足キック=8カウント
そのまま前に踏み出す右足マンボシャッセ1回+左足マンボ+シャッセしながら前回り270度で正面に向き直る=8カウント

・・・・・・っとまあ、こんな具合にパッと変えてしまう。

ときに、複雑にしすぎて「今日は足の運びが細かすぎましたネー」なんて事もあるが、いったいこの人の懐の深さってどこまであるのだろうと感心してしまう。

・・・・・・to be continued.

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