2007年9月18日火曜日

男性インストラクター(その4)

・・・・・・っということで、直接彼に電話をかけてみた。
こういったケースは何度も経験したが、まず翻意させることは無理だ。
一度会社を辞めると会社に伝えたからには、もし残ったとしてもその事実は消えない。
その結果、会社に居づらくなるのである。
会社を辞めようとする人はそういうふうに考える。

でも、引き止めるということをしなければ、私にとっても悔いが残る。

聞くところによると、その日がちょうど彼の誕生日だとのこと。
40歳になったと言う。
そうか彼も40歳になったか。

なぜ辞めることにしたか、その年齢が大きな理由の一つであるらしい。
このまま残れば、定年まで20年働くことになる。
今この会社に残ったとして、20年後の将来が描けないと言う。

その最後の20年を別のチャンスにかけてみたいと言う。

直接会って話そうと伝えたが、それはやめてくれと言う。
私のところへ来いといっても、無駄であった。
もう、別の会社の面接を受けて、ほぼ決定しているらしい。

電話のあと、もう引き止めるのは無理だと総務部長に伝えた。
社長は、まだ引き留めることが出来ると思っているらしいが。

だが、この会社に残って将来が描けないというところには、私も堪えた。
そう言われて、具体的な将来を提示できないのが残念だ。

こっちは、定年間近の燃料切れで、後はグライダーのように滑空しているような状態だ。
これからという人を説得するだけの、パワーがない。

この将来の夢というのは仕事をするMotivationの重要なカギである。
もう一つ、直接は触れなかったが、大きな要素がある。
それは、給与の問題である。

前にも言ったように、彼は管理職に抜擢された。
確かに基本給が上がり、役職手当は付くが、残業代がなくなる。
彼のようによく働く人間は、かえって手取りが少なくなるという皮肉な結果になる。

いまの会社の給与水準は低い。
とても低い。
特に中堅クラスの給与が低い。

夢も提示出来ネー、給与も安い。ジャ、どーやって優秀な社員を引き止めるんジャイ!!
・・・・・・っということです。
私の会社のブッチャケた実情を書いてしまいましたが。

・・・・・・っで、男性インストラクターとは関係ネーゾ!!・・・・・・ってェ声が聞こえますが、このシリーズはこれで終わり。
....end.

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