・・・・・・っということで、直接彼に電話をかけてみた。
こういったケースは何度も経験したが、まず翻意させることは無理だ。
一度会社を辞めると会社に伝えたからには、もし残ったとしてもその事実は消えない。
その結果、会社に居づらくなるのである。
会社を辞めようとする人はそういうふうに考える。
でも、引き止めるということをしなければ、私にとっても悔いが残る。
聞くところによると、その日がちょうど彼の誕生日だとのこと。
40歳になったと言う。
そうか彼も40歳になったか。
なぜ辞めることにしたか、その年齢が大きな理由の一つであるらしい。
このまま残れば、定年まで20年働くことになる。
今この会社に残ったとして、20年後の将来が描けないと言う。
その最後の20年を別のチャンスにかけてみたいと言う。
直接会って話そうと伝えたが、それはやめてくれと言う。
私のところへ来いといっても、無駄であった。
もう、別の会社の面接を受けて、ほぼ決定しているらしい。
電話のあと、もう引き止めるのは無理だと総務部長に伝えた。
社長は、まだ引き留めることが出来ると思っているらしいが。
だが、この会社に残って将来が描けないというところには、私も堪えた。
そう言われて、具体的な将来を提示できないのが残念だ。
こっちは、定年間近の燃料切れで、後はグライダーのように滑空しているような状態だ。
これからという人を説得するだけの、パワーがない。
この将来の夢というのは仕事をするMotivationの重要なカギである。
もう一つ、直接は触れなかったが、大きな要素がある。
それは、給与の問題である。
前にも言ったように、彼は管理職に抜擢された。
確かに基本給が上がり、役職手当は付くが、残業代がなくなる。
彼のようによく働く人間は、かえって手取りが少なくなるという皮肉な結果になる。
いまの会社の給与水準は低い。
とても低い。
特に中堅クラスの給与が低い。
夢も提示出来ネー、給与も安い。ジャ、どーやって優秀な社員を引き止めるんジャイ!!
・・・・・・っということです。
私の会社のブッチャケた実情を書いてしまいましたが。
・・・・・・っで、男性インストラクターとは関係ネーゾ!!・・・・・・ってェ声が聞こえますが、このシリーズはこれで終わり。
....end.
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