2008年11月21日金曜日

時代の空気

・・・・・・っということで、最近は電車の中では、ニンテンドーDSの日本文学全集を読んでいる。

若いときに、こういった本を沢山読んでおくべきだったと、今更ながら後悔する。

感受性が違うのである。マッタク。

時代背景は明治中期から大正、昭和初期にかけてが中心になる。

小説であるから、物語そのものを味わうのが本筋なのだが、ついつい醒めた目で読んでしまう自分がいる。

たいへん興味がわくのが、この時代背景である。

本というものは不思議なもので、読み進むうちに、その時代の空気を呼吸しているような感覚になるのである。

日本に限らず、外国の文学作品でも、その時代、その場所の空気を楽しむことが出来るのである。

読書の楽しみの内で、これが私の大きな楽しみの一つである。

まるで、タイムマシーンのようですね。

しかも安上がり。

歴史でも、過去の出来事を判断するのに、ついつい今の尺度を当てはめてしまう。

どこかの、元空幕長の歴史認識やらの騒ぎも、もとを糺せば、このことがおおいに影響している。

・・・・・・っと、難しいことは今回書くつもりはない。

その時代の人が、なぜそういう行動を取ったか、何故そう判断したのか、その時代の「空気」を知ろうとしなければならないはず。

小説の中の人物の心の動き、ちょっとした風景描写、言葉遣い、そんなものを手がかりに、その時代の「空気」を想像してみる。

思いっきり、想像力を働かせて・・・・・・。



end.

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