2008年11月3日月曜日

柿への執念

・・・・・っということで、今年は庭の柿に実がよく生った。

まだ渋いうちは鳥達も知っているので寄ってこない。

この時期になると、私も、鳥達も、何食わぬ顔をしながら、今か今かとタイミングを見計らっている。

今年はいつもより、葉っぱが多いような気がする。

実がよく見えない。

今朝気が付くと、半分位食われている実を発見。

ガラッと窓を開けると、ワッと雀たちが飛び去った。

カァ~~~ン、

戦闘開始!!

この日のために買ってある、長柄の枝バサミを掴んで、木の下に駆けつける。

ウ~ン、届かない。

届くところはまだ硬そうな実ばかり。

・・・・・っで、塀によじ登りました。

手近な枝をバチバチ切る。

でも、下に落ちると衝撃で実が割れてしまうんですね。

それでも構わずバンバン切り落とす。

届くところをあらかたヤッツケて、さて困った。

降りるに降りられない。

丁度塀の近くに道路標識のポールがあったので、それにつかまり滑って降りる。

でも、木のてっぺん辺りには、熟れごろの実がたくさん生っている。

クヤシィー。

そこで、電信柱に登ることに。

一度塀の上によじ登り、電信柱に飛び移る。

柱には、足掛けのバーが付いているので、そこに辿り着けば、後の登りは簡単。

食い意地が勝り、危険を顧みず、ドンドン登る。

殆ど2階の高さになった。

さてここからが大変。

片手で柄を持ち、枝に引っ掛けて、もう一方のロープを引っ張って鋏を作動させなければならない。

電柱に抱きついたままで作業することになる。

枝は太くて硬いので、なかなか切れない。

・・・・・・・・・・・・・

小学校5年のとき、同級生の父親が街灯の電球を代えるときに、
足を滑らせて死んでしまったことが頭によぎる。

ここで墜落して死ぬのは、私の人生設計には予定されていない。

・・・・・・っで、戦果がこれ。



これは、ホンの一部で、実際はこの10倍くらい獲った。

気が付くと、左手の指と、右手首から血が出ていた。

・・・・・・っで、思ったこと。

子供のころは、よく電柱や、金網、崖の上によじ登ってヘーキだったのに、

いまでは、体の重さを腕で支えられない。

今の子供は、木に登ったりそういう危険な遊びをするのだろうか。

なにか、緊張感の後に心地よい筋肉の疲労が残った。




end.

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