・・・・・・・っということで、サッカーが始まった時点でもうかなり酔っ払っていた。
突然静かになり、「君が代」が流れた。
選手諸君は肩を組んでいた。
なんかイイなと感じた。
ところで、国歌の中で「君が代」は異色ですよね。
他国の国歌は大体において「勇ましい」。
中でもフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」なんて、血なまぐささでは出色だ。
アメリカ国歌でも、国旗が翻っている場所は戦場だ。
イギリス国歌も、女王が敵を蹴散らすことを願う歌詞だ。
要するに、国のために戦うときに相応しいように出来ている。
ところが日本の国歌はどうだ?
出典は古今和歌集で、「我が君」がオリジナル表現らしい。
それが天皇を指すかどうか、そんな解釈で揉めているらしいが、そんなことはどうでもいい。
実にエレガントじゃないですか?
全然血なまぐさくない。
戦いなんて全然想定していない。
(君が誰であれ)ただただ、長く平和が続くようにという内容だ。
この前のワールドカップを最後に引退した、ナントカという選手は、
「この曲を聴くと、戦おうという気持ちになれない。」〈意訳〉と発言したらしい。
この発言で、右翼からバッシングされたようだが、ぼくは正直な気持ちを言ったと思っている。
戦いの前にこの曲を聞いたら、アドレナリンがスーッと引けてしまうでしょ。
逆の人はいませんよね。
でも、却ってそんな曲の方がいいとぼくは思うんです。
だって、ユニークじゃないですか。
君が代が流れ出した途端、あのブブ・・・・
ウルサイだけのブブゼラだって、シーンとなってしまったじゃないですか。
曲も、歌詞も分からない相手の選手が聞いたら、ドキッとしますよ。
そんな風に、辺りを一瞬の内に静めてしまう曲って、脅威ですよ。
たぶん彼らは、感じているでしょうね。
「ナンか不気味な曲だナァ~~」って。
「日本の選手は、ああやって俺達に【呪い】をかけているんじゃないか」って。
どうです、
迷信深いカメルーンの選手達は、そのために戦意を喪失したとは考えられませんか。
こう考えると「君が代」大いに結構
・・・・・・・って思いません?
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