2010年6月16日水曜日

ブブゼラ

・・・・・・・っということで、サッカーが始まった時点でもうかなり酔っ払っていた。

突然静かになり、「君が代」が流れた。

選手諸君は肩を組んでいた。

なんかイイなと感じた。

ところで、国歌の中で「君が代」は異色ですよね。

他国の国歌は大体において「勇ましい」。

中でもフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」なんて、血なまぐささでは出色だ。

アメリカ国歌でも、国旗が翻っている場所は戦場だ。

イギリス国歌も、女王が敵を蹴散らすことを願う歌詞だ。

要するに、国のために戦うときに相応しいように出来ている。

ところが日本の国歌はどうだ?

出典は古今和歌集で、「我が君」がオリジナル表現らしい。

それが天皇を指すかどうか、そんな解釈で揉めているらしいが、そんなことはどうでもいい。

実にエレガントじゃないですか?

全然血なまぐさくない。

戦いなんて全然想定していない。

(君が誰であれ)ただただ、長く平和が続くようにという内容だ。

この前のワールドカップを最後に引退した、ナントカという選手は、

「この曲を聴くと、戦おうという気持ちになれない。」〈意訳〉と発言したらしい。

この発言で、右翼からバッシングされたようだが、ぼくは正直な気持ちを言ったと思っている。

戦いの前にこの曲を聞いたら、アドレナリンがスーッと引けてしまうでしょ。

逆の人はいませんよね。

でも、却ってそんな曲の方がいいとぼくは思うんです。

だって、ユニークじゃないですか。

君が代が流れ出した途端、あのブブ・・・・

ウルサイだけのブブゼラだって、シーンとなってしまったじゃないですか。

曲も、歌詞も分からない相手の選手が聞いたら、ドキッとしますよ。

そんな風に、辺りを一瞬の内に静めてしまう曲って、脅威ですよ。

たぶん彼らは、感じているでしょうね。

「ナンか不気味な曲だナァ~~」って。

「日本の選手は、ああやって俺達に【呪い】をかけているんじゃないか」って。

どうです、

迷信深いカメルーンの選手達は、そのために戦意を喪失したとは考えられませんか。

こう考えると「君が代」大いに結構

・・・・・・・って思いません?


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