2010年6月15日火曜日

パブロフの犬

・・・・・・・っということで、オレも老いたなぁ~と感じることがある。

それは、階段である。

特に、駆け降りるとき。

昔はろくに下を見なくても、タタタっと足がスムーズに動いた。

何の不安もなく、軽やかに。

ところが、最近恐くなった。

膝が信用できないのである。

不安なのである。

いつこの前のように激痛が走って、ガクッと力が抜けてしまわないかと。

下手をすれば、そのまま階段を転がり落ちてしまうんではないかと。

電車の発車ベルが鳴って、まだ間に合うぞっというとき、

途端に足の動きがぎこちなくなってしまうのである。

心は焦るんだけれど、スローモーションの世界に入ってしまうのである。

これで何回乗り損ねたことか。

・・・・・

これは寂しい。

もちろん階段を下るときばかりではなく、登るときもヨッコラショってな感じになる。

・・・・・

ところが、不思議なことがある。

ステップでは昇り降りを1時間繰り返しても、若モンに伍してやれるのである。

そりゃ、相当へたばるけれど。

ステップ台を目の前に置かれると、ボールチェンジとか、シャッセとか、キックツイストなんかやっちゃうのである。

これって、まるで【パブロフの犬】じゃないかい?




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