2010年6月10日木曜日

ゼネラリストについて(その3)

・・・・・・・っということで、つづくと書いたまま放置しているブログが多くてスミマセン。

職場でのぼくはスペシャリストじゃない。

じゃあ、ゼネラリストかというと、そうでもない。

スペシャリストじゃないことだけは確かだというだけだ。

こういう人って、かなり多いんじゃないでしょうか。

ゼネラリストになりたくって、なったわけじゃない。

スペシャリストになり損ねたから、仕方なくそうなっただけだ。

仕事上、何でもソツなくこなしてきたつもりだ。

ある場面では、スペシャリストより上手くやったことだってある。

だからといって、上等なジェネラリストじゃあなかった。

残念ながら・・・。

本来、ジェネラリストとは、平均点が高くなければ、そう名乗ってはいけないはずだ。

どれもこれも中途半端で、平均点が低ければ、ゼネラリストじゃない。

・・・・・・自分で書きながら、耳が痛い。

こんなぼくだって若い頃はスペシャリストを目指したことがある。

最初は海の、次に空の・・・。

だけれども、結局陸でのサラリーマンで終わった。

〈まだ終わっちゃいないけど。〉

ぼくのサラリーマン人生を振り返ってみると、頭ではスペシャリストを目指しているつもりでも、

心の奥底ではスペシャリストになりたくないという心理が働いていたんじゃないかと思っている。

どうしてかというと、この会社でもスペシャリストになるチャンスはいくらでもあった。

でも、結局ぼくはそれを避けてきたんです。

その理由はとても簡単なことなんです。

・・・・・・



スペシャリストってナンでしょうね?

「コレをアイツに任せておけば、間違いない。」・・・っということですよね。

でも、それって、

「コレ以外アイツには出来ないんだよな。」・・・っという意味でしょ?

それがイヤなんですね。

それは逃げだよといわれるでしょう。

そう、逃げています。

出来ることを増やせば良いじゃん・・・っで終わりなんです。

でも、普通の人間はダ・ヴィンチみたいにはなれないんです。

・・・・・・

もう一度、自分の正直なところは何かと考えて見ます。

飽きっぽいんです。

新しい仕事に向いているんです。

最初に書いたように、何でもソツなく出来るんです。

取っ掛かりは結構熱心に、「仕組み」を作るんです。

そう、「仕組み」を作るのが好きなんです。

他人に指図されずに。

そして、ソツない仕組みを作るんです。

若いモンがそれに乗っかって動くのを見ているのは楽しい。

そして、その仕組みを若いモンが改良していくのを見るのも楽しいんです。

でも、その仕組みの中に自分を組み込むのは嫌なんです。

飽きちゃうんです。

その仕組みの中でのスペシャリストである自分を思い描くのがイヤなんです。

・・・・・・

大体この周期が5年なんです。

そして、今の仕事がもう7年目なんです。

ぼくの部屋で若いモンが一生懸命、忙しそうに働いている姿を、ボーっと眺めているんです。

イスに浅くかけて頭の後ろに手を組みながら。

そして、今ごろになって思うんです・・・・・

「やっぱ、スペシャリストが良かったなぁ」・・・って。

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