2008年4月30日水曜日

ブログの人々

(注意:長いです。)
・・・・・っということで、ブログについて考察してみた。
読まされる方も迷惑な話だが。
まあ、歳を取ると理屈っぽくなるということですね。

さて、ブログを読んでいると、書く理由がいくつかに分類されてくるのがわかる。
何でブログを書くかということを考えてみるのは、意味のないことではないと思う。
だって、ブログというものの発生は、つい最近の出来事。
そして、それがあっという間に広がって、今では膨大な数のブロガーが毎日更新している。
その人気の秘密について興味あるじゃないですか。

1)ちょっと歴史のおさらい
もう忘れたかも知れませんが、電話モデムを使ったパソコン通信というものがあった。
1990年代だったかな?そのとき、フォーラムなるものがあって、そのなかの一つに日記というものがあって、そのスジの人たちが自分の日記を公開していた。
しかし、一部の同好の士達の狭い世界だった。
それが、ダイヤルアップのインターネットが登場し、ブロードバンドが主力になったのは、2001年前後。
2002年頃日本に登場したブログは、2006年には2000万人を越えるまでになったという。
(しかも、世界のブログ投稿数の37%が日本語によるものといわれている!!)

2000万人といえば日本全人口の16%でっせ(赤ちゃんも入れて。)。
5人に1人はブログを書いている計算になる。

いかに短期間に増えていったか。
いかに日本人がブログ好きであるかが分かる。

2)ブログを書く理由
私は、自分の「生きた証」を残したいというのがその根底にあると思う。
ブログは日記の一形態だというのが正しければ、人はなぜ日記をつけるのだろうと考えてみる。

亭主が死んで、膨大な量の日記が残されたとしよう。
奥さんは、それを手元に残しておくと思います?
残したとして、それを読むと思います?

たぶん、書いた本人も読まないのが一般的じゃないかと思う。

じゃあ、なぜ読まれもしない日記を毎日欠かさず付けようとするのか?それは、人間の本能だからなのです。
自分が生まれたことに何か意味があるのじゃないかと考えるのは、人間の本能なのです。

平凡に送った人生だけど、「生きた証」を何かの形に残しておきたい。

余程の成功者や、有名人の日記なら読まれるチャンスはあるけれど、それはほんの一握りの人たちでしかない。
日記を真面目につけても、何も価値がない。
それは、書く本人も薄々気付いている。
でも、文字として残せば、消えてはなくならない。
自分が生きた証拠にはなる。

・・・・・っとまあ、こんなに真剣に考えてブログを書く人はいないと思う。
「生きた証」を求めるだけじゃ、ブログを書く全ての理由とはいえない。
ンジャ何故?を、以下に羅列する。

3)女の本能
以前にも書いたが、亭主は家に帰ると女房からその日一日の出来事を聞かされることになる。
以前にも書いたが、亭主は真剣に聞く必要はない。
それどころか、聞き流すべきである。
間違っても、意見を言ったりしてはいけない。
女性は、ただしゃべることが目的だからだ。
意見など求めていない。

ガス抜きが不可欠なのである。
女性というのはそういう本能を持った生き物なのである。

・・・・・っと、ここまで書けばお分かりと思う。
なぜ女性のブロガーが多いか。
それは、亭主の代わりにガス抜きする手段として、ブログに飛びついたからです。
結婚していない女性も、会社のストレスをブログで発散するわけです。

4)愛を求めて
これは、ブログを通して恋人が欲しいとか、結婚相手を見つけたいとか、そういう即物的な理由ではありません。
言い換えれば、「心のつながりが欲しい」ということです。

人間というものは、基本的に孤独な生き物なのです。
特に、最近の若い人は孤独を極端に恐れる。
だから、必要以上に明るく装うとする。
仲間ハズレにされたくないからです。
毎日、仮面をかぶった演技に疲れ果ててしまう。
家に帰り、その仮面を外したとき、孤独を感じる。
本当の自分は、どこにいるのだろう。
その手がかりをブログに求めるのです。

彼ら(彼女ら)は、一言(ひとこと)を待っているのです。

「今の生き方でいいんだよ」・・・・・っと。
その一言を、誰かに言ってもらいたいために、ブログの中を手探りで求めているのです。

「君の生き方は間違っていないよ」
・・・・・っと声をかけたくなるブログのなんと多いことか!!

時々、その言葉が欲しいために、自分の秘密をブログ上に開示してしまい、ヒドイ目に遭う人も沢山いるのだが。
気をつけましょうね。

5)エンターテイナー
これは、B型に多い。
圧倒的に、関西人のブログに秀逸なものが多い。
読み手を喜ばせてあげようとする、サービス精神がおおせいな人たちです。
この人たちの共通点は、自分のドジさ加減をさらけ出し、皆に楽しんでもらおうというスタイルを取る。
そして、ついでに皆と一緒に自分も楽しんでしまう。
根っからのエンターテイナーなのですね。

私のブログも、エンターテイメントのつもりで書いているのですが、それを分かってくれる人は、ごく僅かです。

6)同好の志
ブログを見ていて、猫や犬の写真をアップしている人のなんと多いことか。
ホントーに多いのに驚いてしまう。
ペットに限らず、自分の趣味、例えば、写真、旅行、ダイエット、グルメ、芸能人、フィットネス(!)・・・・・などなど。

まず、趣味からブログに入るのは大正解と思う。
共通の読者が既に沢山いるのだから。

同好の志でまとめてしまうのは気の毒だが、このジャンルに当てはまるのが、「同じ病気を抱えた仲間」。
その病気の辛さが分かるのは、同じ病気を抱えた人しかいない。
治療方法や、病院の情報交換に、ブログほど適したツールはないだろう。
そして、くじけそうになったとき、お互いが励ましあうのですね。

中には、病気自慢的なものもないではないが。

7)体育会系のノリ
私には、まったく出来ない芸当だが、毎日の出来事を何も考えずに、ブログに書く人種。
何の屈託もない。
特に、O型に多い。
元気一杯なのである。
時々悩む事もあるらしいが、こちらから見れば、そんなの悩みじゃネーものばかり。
こういう人たちのブログを読むと、こちらも元気をもらえる。
ありがたい存在である。

8)芸術家肌
とりあえず最後の分類は、この芸術家肌の人が書くブログ。
文章力があるんですね。着眼点もすばらしいし、心理の描写力、文章構成、語り口、言葉の選び方などなど。
タダで読ませてもらっているのが、悪いと感じてしまうくらい。
あなたの文章なら、金を取れますぜ・・・・・ってぇくらい上手い。

ブログですから、そんな意識をして書けばすぐにバレるので、一見しただけでは(芸術的な体裁をとっていないので)分からない事が多い。
でも、分かるんですね。
いつの間にかその人の人生に波長が同調してしまう。(同調させられてしまう。)
こんな百戦錬磨のジイサンでも、いとも簡単に手玉に取られてしまう。

以上、これまで私自身ブログを書いてきた経験から得た感想です。
いまだブログは分からんし、分析途上です。
だから、この続きはあると思います。

・・・・・もう読みたくネーってぇ声が聞こえますが。

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