2008年4月7日月曜日

メタボからの連想

・・・・・・っということで、マシーンジムで腹筋運動をしながら考えた。
この腹筋は、本来はどう鍛えられるべきなのかと。

漁業に従事する人なら艪をこぎながら、農業なら収穫物を運びながら、狩人なら獲物を追いながら、そして戦う人なら相手を倒すために。
昔は、生きるために働く過程で、意識しなくとも腹の周りには無駄な脂肪は付かなかった。
だが、殆どの人が大都会に住み、サラリーマンの道を進む人が大多数になった今の時代、意識しなければ腹筋は鍛えられない。

そう、意識しなければ。

ついこの前までスポーツジムがこんなに多く、近くにはなかった。
だから、マシーンでトレーニングする人達は本当に限られていた。
彼らはほんの少数で、別世界の人たちであった。

しかし、今はちょいと会費を払えば、当たり前のようにそのような環境が手に入る。
まるで、スポーツジムに通う事がファッションのようになっている。

これでいいのだろうか?

へそ曲がりの私は、考える。

腹筋を鍛えるために、このような大げさなマシーンが必要なのだろうか。
腹筋を鍛えるために、こんなにお金をかけなければいけないのだろうか。

ここで消費されるエネルギーには、生産性のある価値は一切ない。
要するに、無駄に消費されるエネルギーである。

なにも、肉体労働の社会に戻れといっているわけではない。
後戻りは出来ない社会構造になっているので、そんなことは無理である。

しかし、腹筋は鍛え続けなければならない。
とくに若い人達は。

金をかける必要はない。
時間が見つからないはずはない。

腹筋を鍛える過程の中で、精神のガッツも鍛えなければならない。

この不安定な社会の中で、いつ会社から放り出されるとも限らない。
そのとき、とりあえず生活の糧を得るためには、腹筋は不可欠である。

(それにしても、私の腹筋は割れないなァ~。)

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