2008年4月2日水曜日

小石川後楽園で考えた事(その2)

・・・・・・・っということで、仕事で外出したときの空き時間は散歩に限る。
コーヒーショップで時間をつぶすのもいいが、天気のいい日は普段行かない裏町を歩き回るのが良い。

・・・・・・・っで、小石川後楽園である。

近代的な真新しいビルや東京ドームに囲まれて、そこだけは日本人の精神が息づいている。
そこだけは、まともな時間が流れているような気がする。

水戸藩の上屋敷ということで、相当の資金をつぎ込んだことが分かる。
ナ~ンダ、金持ちの道楽かといえばその通りであろう。
だが、同じ金をかけるのでも今と昔は目的が大違いである。
昔の日本人は、「心」の安らぎというか、充実というか、そういう精神的なものを求めて金をつぎ込んだのである。

折りしも、隣接する後楽園遊園地のジェットコースターから悲鳴が聞こえてくる。
金が掛かった装置で得られるものは、刹那的な楽しみでしかない。

いくらモダンで清潔なビルの間を歩いたとしても、心が荒んでいくだけだ。

突拍子もない比較かも知れないが、人工池を中心とした公園ということで、ディズニーSeaとコンセプトがとても似ていると思う。
どちらからも、精神的な喜びは得られるだろう。
しかし、同じ喜びでも、全く異質のものではないだろうか。

人工的に配列された自然だろうけれど、この公園から得られるものは自然のエッセンスそのものであり、小さい空間とはいえ、宇宙の自然が凝縮されている。
そこからは、深い深い心の安らぎが得られる。
何時間いても、飽きる事を知らない。

・・・・・・・ちょっと大げさすぎたかな?

まあ、ぜひ行ってください。
年間パスは1200円とのこと。

あまりにも、リラックスしていたもので、約束の時間が迫っている事に気が付かなかった。
あわててダッシュ。
あっという間に、現実の世界に引き戻されてしまった。

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