・・・・・っということで、3月末は「別れの季節」である。
今年もいろいろな別れがあった。
まずは、フィットネスクラブ関係。
昨日は、Uインストラクター(男性)のラストレッスンに参加した。
初中級エアロビクス。(ランが入らないやつ。)
普段は出ないクラスである。
彼は当初、このクラブでかなりのレッスンを受け持っていた。
だが、だんだん減って、昨日のクラスが最後である。
私は、彼のインストラクターとしてのプロフェッショナリズムには敬意を表するが、彼のレッスンには魅力を感じなかった。
なぜかというと、その理由はかなり深い。
相当深い。
この場で説明するのは、ちょっと重過ぎる。
同じ男性として、「職業」という観点から彼を見てしまうからである。
私は、インストラクターの世界に関しては全くの素人である。
アタリマエだ。
でも、彼のやり方は間違っていると断言できる。
彼はベテランである。
知識も豊富だ。
努力もしている。
だが、昨日参加して、私が問題だと思う点が、さらに悪化している。
・・・・・っと言わざるを得ない。
昨日のレッスンがどういうものだったかというと・・・・。
なんと彼オリジナルの選曲でCDを作ってきて、最初から最後まで通してしまったのである。
・・・・・んッ?
そのどこが悪いの?
・・・・・っと思われるかも知れない。
最初の準備運動から、本番のパート、最後のクールダウン、はたまた腹筋の運動まで、最初にCDをかけたら最後まで50分間休みなく、一枚のCDに納まっている。
・・・・・・・?
当然、間の休み時間も考慮しある。
・・・・・・ウ~ン。
このCDを製作するのに、彼はどの位の時間を費やしただろう。
選曲からはじまり、つなぎの部分でカウントがズレないように編集する。
彼の頭の中では、50分間というレッスンの時間配分が完璧に出来上がっている。
ウォームアップの時間から、レッスンの中で何回プレゼンテーションをし、
そして、完成形を何回生徒に繰り返えさせるかまで。
そんな風にレッスンが進行するとは思えない。
実際、クールダウンの時点で、曲がずれてしまった。
・・・・・・・。
そして、彼のお別れのスピーチ。
「私のここでのレッスンは、これが最後になりました。」
・・・・・っと、しみじみと彼は言った。
だが、会員に囲まれることもなく、涙もなく、ましてや花束も、激励の言葉さえもない。
・・・・・・・・・・・・・・・・
別れの季節である。
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