・・・・・・・っということで、ある本を読んでいたら、【多摩の横山】という言葉に出会った。
万葉集の中で使われている言葉で、
詠み人は:上丁 椋椅部荒虫の妻 宇遅部黒女
(かみつよぼろ くらはしべのあらむし うぢべのくろめ ) 赤駒を 山野(やまの)に放(はか)し 捕りかにて 多摩の横山 徒歩(かし)ゆか遣(や)らむ (万葉集 20-4417)
という歌だそうだ。
意味はこちらを参照してください。
多摩の横山というのは、東京から多摩川を渡ったところにある丘陵地帯を指しています。
実は、ぼくは小学校後半から高校にかけて多摩丘陵に住んでいました。
この言葉に引っかかったのは、小学校の校歌に使われていたからです。
♪たぁ~まのよぉ~こやま 並ぁび~立ぁつ~
向ヶ丘は 花ぁの雲ぉ~♪
春の 光に 照り映えて♪
・・・・・・
明日の栄を誓うのだぁ~♪
こぉ~の地 こぉ~の空 伸び行く我らぁ~♪
中学・高校の校歌は忘れてしまったけれど、この小学校の校歌は今でも口をついて出てくる。
不思議なものです、半世紀近くも昔の歌を!!
そして、歌いだしの部分が、万葉集からとられていたことを、
50年経った今ごろ知ったとは、なんともお粗末な自分でした。(>_<)
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