・・・・・・・っということで、口蹄疫という伝染病が流行っているらしい。
小さいときから育て上げてきた畜産農家の人たは、断腸の想いだろう。
なんたって、10万頭単位で「処分」されてしまうのだから。
相手は生き物だから、愛情も湧くだろう。
別れのときは、涙も出るだろう。
・・・・・・だが待てよ、
牛も豚も天寿をまっとうできるのなんて、限りなくゼロに近いだろう。
彼らは、いつか屠殺されて、食肉に加工されてしまうのだ。
食肉加工工場に出荷されるトラック上の彼らを見送るのと、
地面に掘った巨大な穴に放り込まれる彼らを見送るのでは違うだろう。
その違いは、突き詰めて言ってしまえば、金銭になるかならないかの差でしかないはずだ。
それでも、涙するのは分かる気がする。
そう考えると、人間って勝手だなぁと、つくづく思わされるのである。
・・・・・・
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